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Microsoft Edgeのアイコン、どうやって抽出する?

アプリケーションのアイコンを取り出す方法については以前ご紹介しました。

ところが前回Microsoft Edgeの記事用にアイコンを取り出そうとしたら、Edgeがどこにインストールされているのかわかりません。

そこで今回は、Microsoft Edgeがどのフォルダにインストールされているのかを調べることにしました。

 

Edgeのインストール先が見当たらない!?

Windows用のアプリケーションは基本的に”C:\Program Files\”か”C:\Program Files(86)"というフォルダの中にインストールされてきました(中には独自のフォルダを作ってインストールするものもあります)。

ところがMicrosoft Edgeはその中に見当たりません。

ストアアプリは独自の場所に保存されているのかと思って探してみましたがそこにも見当たりません。

参考

ストアアプリのインストール場所については、別の記事で改めて紹介します

しかたなく、Edgeのインストール場所を調べる方法から調べることにしました。

 

ストアアプリでは[ファイルの場所を開く]が使えない

アプリケーションがインストールされている場所を調べるとき、従来型のアプリケーションだと[ファイルの場所を開く]コマンドを使えばカンタンです。

スタートメニューのアイコンを右クリックすると[その他]というサブメニューがあり、その中に[ファイルの場所を開く]コマンドがあります。

これを実行すればエクスプローラーでフォルダが開きます。

ここで開くのは実際にはスタートメニューに登録されているショートカットファイルの場所なんですが、そこからさらにショートカットプロパティを開けば、実行ファイルのパスがわかります

FireFoxのスタートメニュー

FireFoxは[ファイルの場所を開く]が使える

FireFoxの実行ファイルパス

ショートカットから実行ファイルパスを調べる

ところがEdgeや、ストアアプリにはこの[ファイルの場所を開く]コマンドがありません。

Edgeのスタートメニュー

Edgeでは[ファイルの場所を開く]がない

 

タスクマネージャーでインストール先を調べる

このようなときでもタスクマネージャーを使えば、インストール先フォルダを調べることができます。

 

step
1
タスクマネージャーを起動

まずタスクマネージャーを起動します。

タスクバーのなにもないところを右クリックしてポップアップメニューから「タスクマネージャー]を実行します。

タスクマネージャーの起動

タスクマネージャーを起動する

アドバンスドメニューからも起動できます。

 

 

step
2
タスクマネージャーの「詳細」タブに切り替える

タスクマネージャーが開いたら「詳細」タブに切り替えて、リストの中から"Microsoft Edge”を探します。

タスクマネージャー画面

タスクマネージャーで[詳細]を選択

 

step
3
プロパティ画面を開く

Microsoft Edgeが見つかったら、右クリックしてコンテクストメニューから[プロパティ]を実行します。

プロパティ画面を開く

Edgeのプロパティ画面を開く

 

step
4
パスを確認する

プロパティダイアログボックスが開いたら「全般」タブの中の場所を確認しましょう。

実行ファイルの場所を確認

実行ファイルの場所を確認する

Edgeのばあい、パスが長くてすべてが表示されていません。

そこで場所の上をマウスでポイントしてやるとパス全体がポップアップ表示されます。

ここでパスをコピーしてもいいでしょう。

パス全体を表示

クリックするとパス全体が表示される

これによると、Edgeは以下のフォルダにインストールされているのがわかりました。

C:\Windows\SystemApps\Microsoft.MicrosoftEdge_8wekyb3d8bbwe

 

アイコン抽出はIcon ExplorerでOK

インストール先のパスがわかってしまえばこちらのものです。

エクスプローラで上記のパスにアクセスしてみると確かにEdgeの実行ファイルがありました。

エクスプローラでフォルダを確認

エクスプローラでフォルダを確認する

あとはIconExplorerを起動して、Edgeの実行ファイルを開いてやればふつうのアプリケーション同様にアイコンを抽出できます。

IconExplorer

アイコンを抽出する

IconExplorerの使い方については以前の記事で詳しく紹介しているのでそちらを参考にしてください。

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パスがわかってしまえばあとはこっちのもの

Microsoft Edgeはアプリの中でも重要な位置づけのようで、ご覧のようにWindowsフォルダの中の、しかもSystemAppsという特別な場所にインストールされていました。

従来型のアプリケーションであれば、スタートメニューのアイコンを右クリックして[その他]から[ファイルの場所を開く]を実行すれば、保存先のフォルダが開くのでエクスプローラーのウィンドウ上でパスを確認できます。

ところがEdgeをはじめとするストアアプリはこの方法が使えません([ファイルの場所を開く]コマンドがないため)。

しかしそんなストアアプリでも、今回紹介したようにタスクマネージャーを使えば実行ファイルがどこにインストールされているのか分かります。

アイコンの格納方法については、ストアアプリも昔ながらの一般的なアプリケーションと同じですから、IconExplorerを使えばちゃんと保存できます。

アイコンが必要になったら試してください。

  • ストアアプリには[ファイルの場所を開く]が使えない
  • 実行ファイルのパスはタスクマネージャーで調べられる
  • パスがわかれば抽出自体はIconExplorerでOK

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