アプリケーションをインストールするとプロダクトキーやシリアルナンバーを登録するのが普通ですが、登録したあとの管理はどうしていますか?
パソコンを買い換えたり、トラブルで再インストールするときにプロダクトキーが見つからなくて焦ったことはありませんか?
そんなことのないようにプロダクトキーを管理するソフトがRecover Key 2です。
プロダクトキーをしっかり保管する
市販ソフトを買うとCD-ROMのケースやスリーブにプロダクトキーのラベルが貼られていたり、場合によってはユーザー登録カードに印刷されていたりします。
オンラインソフト(シェアウェア)やダウンロード販売の場合は、登録完了のメールに書かれているのがふつうでしょう。
インストールが終わったあとこれらをしっかり保存していないと、再インストールができなかったりバージョンアップができなかったりしますね。
そんなことにならないようにふだんからプロダクトキーをしっかり管理するツールがRecover Key 2です。
アプリケーションに登録したプロダクトキーを探し出して表示するだけでなく、自分自身のデータベースに登録してしっかり保管。さらにそのリストをいろんな形式で保存したり、印刷しておくこともできます。
9000以上のソフトからプロダクトキーを抜き出す
アプリケーションをインストールするたびにしっかり記録をとっておけば、急にプロダクトキーが必要になってもすぐに探し出せるでしょうが、現実にはなかなかそうはいきません。
もちろんアプリケーションが正常ならライセンス登録画面を開いてプロダクトキーを確認できますが、トラブルで起動しなくなったあとだったらお手上げです。
かといってそんな事態に備えて、いちいちチェックしていくとものすごい手間がかかります。
ところがRecover Key 2ならその手間を省いてくれます。
もちろん、世の中にあるすべてのアプリケーションのプロダクトキーを確実に抜き出せる保証はありません。
しかし、Recover Key 2は9000種以上のアプリケーションに対応しています。有名アプリケーションのほとんどはカバーしているといっていいでしょう。
逆に言うと対応していないソフトがもしあったら、それだけをあなたが手作業で確認すればいいんです。
いちど確認が終わったら、もちろんRecover Key 2に登録。あとはまとめて管理できます。
また、スキャン可能な対応ソフトもバージョンアップで増えています。Recover Key 2購入後に新しく登場したソフトでも、バージョンアップでスキャン可能になる可能性もあります。
スキャンしてデータベースに保存
Recover Key 2を起動したら、まずパソコンのスキャンを実行します。
続いて、見つかった情報をすべてデータベースに追加するかどうか訊ねてくるので必ず[はい]をクリックして保存しておきましょう。
すると製品キースキャナーというタブにスキャン結果の一覧が表示されます。
これで、いまあなたのパソコンに記録されているプロダクトキーが記録されました。
次にRecover Key 2を起動するとまたスキャン実行のコマンドが表示されますが、新たにインストールしたソフトがなければキャンセルしてかまいません。
そしてメインウィンドウの製品キーデータベースタブには、前回保存したプロダクトキーの情報がずらりと表示されます。
壊れてしまったソフトでも復元可能
ふつうプロダクトキーを確認するにはアプリケーションの"About"画面やライセンスキー登録画面を開きますね。これだとソフトそのものが起動できなくなったら、確認できない危険性があります。
でもRecover Key 2ならまずだいじょうぶ。
そもそもプロダクトキーはだいたいWindowsのレジストリに記録されていることがほとんど。
Recover Key 2はこのレジストリからプロダクトキーを取り出すので、レジストリそのものが壊れていないかぎり、ソフトがおかしくなった後でも救出できます。
ごく一部に、レジストリを使わないソフトもありますが、そんなソフトからもスキャンでプロダクトキーを見つけ出します。
製品キースキャナーや製品キーデータベースは、ソフトウェアごとに情報を表示します。目的のソフトを見つけたらそこからプロダクトキーをコピーしてから、再インストールしたソフトのほうへ貼り付けるといった使い方も可能です。
目的のソフトをすばやく検索
たくさんのソフトをインストールしているパソコンでは当然表示される項目も多くなりますが、文字列検索機能を使えば、目的のソフトをカンタンに探せます。
検索機能はインクリメンタルサーチに対応しているので、一文字入力するごとに候補のソフトウェアを絞り込んで行きます。何文字か入力するだけでカンタンに探し出せるはずです。
なお、体験版ではプロダクトキーの先頭数文字しか表示されません。プロダクトキーをコピーした場合も当然、一部だけとなります。
有効期限の確認にも
ソフトウェアの中には、年間ライセンス形式など有効期限付きのものもあります。Recovery Key 2ではソフトをインストールした日付も分かるので、ライセンス切れにならないようチェックするのにも役立ちます。
ただし、有効期限そのものを表示するわけではないので、あくまでめやすと考えましょう。
インストールしたパソコン以外もスキャンできる
Recover Key 2では、なんとネットワークで接続したパソコンについてもスキャンできます。
つまりRecover Key 2をインストールしていなくても、ネットワーク上でコンピュータ名やIPアドレスを指定してやるだけで、その他のパソコンにインストールされたアプリケーションからプロダクトキーを探し出せるわけです。
これなら家族全員のパソコンからデータを読み込んで保管することもできるし、ノートPCでだけ使っているアプリケーションなんかもデスクトップPCでまとめて管理できたりします。
いろんなパソコンのプロダクトキー情報がごちゃまぜにならないように、保存するデータベースをたくさん作ってパソコンごとに保存先を変えるなんてこともできます。
ちなみに、Windowsパソコンだけでなく、Macにインストールしたアプリケーションもスキャン可能。864種のソフトに対応しているそうです。
登録したデータを保存や印刷して管理
製品キーデータベースのリストでは、新しい項目の追加やすでに登録されている情報の編集などもできますが、ふつうはスキャンして追加するのでこれらを使うことはあまりないでしょう。
あるとしたら、Recover Key 2が対応していなかったソフトのプロダクトキーを見つけ出して登録するときぐらいでしょうね。
それより大事なのがデータの保存と印刷です。
ここで「あれ?データベースに保存してあるプロダクトキーをまた保存するの?」と思うかもしれませんね。
Recover Key 2のデータベースはあくまでRecover Key 2での管理用です。もしトラブルでRecover Key 2自体が動かなくなったら読み込むことはできません
そんなことのないように、いろんなソフトが読めるファイルとして保存したり、紙に印刷して保管しておくことができるんです。
保存可能形式は9+α
Recover Key 2から保存可能な形式は、一般的なドキュメントファイルが9タイプです。
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HTML形式
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テキスト形式
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CSV形式
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タブ区切りテキスト形式
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XML形式
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Microsoft Excel形式
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Microsoft Word形式
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リッチテキスト形式
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PDF形式
さらにデータベース形式としても3タイプが選べます。
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My SQL形式
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SQL Lite形式
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MS SQL形式
いちばんシンプルなテキスト形式とかCSV形式で保存しておけば、どんなソフトからもたいてい読み込めるし、それをGoogleクラウドやOne Drive、Dropboxのようなクラウドストレージに保存しておけば、たとえパソコンのドライブが壊れて読み込めなくなっても、クラウド上から復元が可能なので安心ですね。
もちろんUSBメモリなどに保存しておく手もあります。
万一の備えに早めの導入がお薦め
Recover Key 2があれば、たくさんのアプリケーションをひとつづつチェックしていく手間が省けます。
レジストリから読み出すので、たとえソフトがクラッシュして起動しなくなってもプロダクトキーだけは取り出せるのも嬉しいところです。
たとえプロダクトキーは紛失してもインストール用のメディアが残っているか、オンライン経由で新たにダウンロードしてくれば元通り使うことができるのは本当に助かりますね。
ただし、保存したデータやプリントはくれぐれも厳重に保管して紛失しないようにしましょう。
また、レジストリが破損した場合は取り出せないこともあるので、できればトラブルが起きる前にインストールしてデータベースを作っておくほうが安心です。
バックアップソフトと併せて導入するのがお薦めです。
Recover Key 2のまとめ
- 9000種以上のソフトからプロダクトキーを抽出
- ソフトが壊れていても復元できる
- データベース管理ですばやく検索
- いろんな形式での保存、印刷