パソコン

Windowsのバージョン確認方法を知っておこう

いまあなたが使っているWindowsのバージョンを訊かれてすぐに答えることができますか? 「もちろん!」と自信があるひともちょっと待って。1903や1909といった4桁の番号はわかりますか?

その場で答えられなくても大きな問題ではありませんが、必要なときにはすぐ調べられるようにしておきましょう。

バージョンをすぐチェックできるようにしよう

Windowsのバージョンといえば、Windows7や8、8.1、Windows10といったものが頭に浮かびますが、実はその他にもっと細かいバージョンがあります。

バージョンのチェック方法を覚える前に、これらのバージョンについて知っておきましょう

バージョン番号はなぜ重要?

Windows10の中にも、1809や1903、1909といった細かいバージョンの違いがあります。実はこの違いによって新しい機能が追加されたり、逆に古い機能が廃止されてなくなったりします。

当ブログでもWindowsのいろいろな機能を紹介していますが、バージョンが違うとその機能がなかったり呼び出し方が変更されていたり、画面表示が違ったりということがありえます。

なのでいろんな記事を調べるときはバージョンの違いを念頭に入れておく必要があるし、自分のパソコンがどのバージョンかすぐに調べられるようにしておく必要があるわけです。

バージョンとビルド

現在Windowsは年に2回ほど比較的大きなアップデートがあり、そのほかにも毎月細かなアップデートが行われています。

実は1903や1909といったバージョン番号は、アップデートが公開された時期を表しています。

1903なら2019年3月公開、1909なら2019年9月というように先頭二桁が西暦で末尾二桁が月を示します。

この比較的大がかりなアップデートを表すのが4桁のバージョン番号で、そのほかの細かいアップデートを表すのがビルド(OSビルドともいう)と呼ばれる番号です。

バージョンアップは機能の追加

バージョンアップで機能が追加されたり、ときには廃止されたりするとバージョン番号が変わります。先ほども述べたように、バージョンアップはだいたい春と秋の年2回程度行われます。

新しい機能について知りたいときや、他のパソコンと自分のパソコンの画面が違って使い方が分からないといったときはまずこの4桁のバージョン番号を確認しましょう。

ビルド番号は細かい修正

Windowsのアップデートでは、機能の追加だけでなく安全性の向上や操作性改善などを目的とした細かい修正が毎月行われています。

ビルドはこれらの細かいバージョンアップがどこまで行われているかを表します。

毎月のバージョンアップを適用していくと品質更新プログラムが追加されていきます。そのほかにも、ウィルスなどのマルウェアに対抗するために、悪意のあるソフトウェアの削除ツールなどが追加される場合があります。

Windows10のバージョンを確認する

Windowsのバージョンを確認する方法には大きくふたつあります。

設定画面で確認する

ひとつめの方法はWindowsのスタートメニューから設定画面をたどっていく方法です。

step
1
[スタート]メニューから[設定]を開く

Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、スタートメニューの中にある歯車のアイコンをクリックします。

スタートメニューから設定を開く

スタートメニューから設定画面を開く

キーボードショートカットで設定を開く

スタートメニューからたどっていく代わりに、【Win】キー+【I】キーで開くこともできます

step
2
「Windowsの設定」画面で[システム]をクリック

「Windowsの設定」画面が現れたら、左上にある[システム]をクリックします。

設定画面でシステムを選択

Windowsの設定画面でシステムを選択する

step
3
設定画面で「バージョン情報」をクリック

システム設定画面で、左のメニューのいちばん下にある[バージョン情報]をクリックします。

バージョン情報を選択

左のメニューからバージョン情報を選択

step
4
「Windowsの仕様」を確認する

バージョン情報画面でスクロールして"Windowsの仕様"へ移動するとバージョンとビルドがあります。

Windowsの仕様を表示

Windowsの仕様でバージョンを確認する

コマンドラインからバージョン情報を呼び出す

Windowsのバージョン情報を確認するもうひとつの方法として、コマンドを入力してパージョン情報画面を直接呼び出せます。

step
1
ファイル名を指定して実行

【Win】キーと【R】を同時に押して「ファイル名を指定して実行」を呼び出します。

テキストボックスにwinverと入力し[OK]ボタンをクリックします。

ファイル名を指定して実行

winverを入力して[OK]をクリック

step
2
バージョン情報が表示される

バージョン情報のウィンドウが現れます。大きく表示されているのがWindowsのメジャーバージョン、その下にマイナーバージョンとビルド番号が表示されています。

バージョン情報

バージョンとビルドが表示される

バージョンチェックでパソコンを安心して使おう

以上、バージョンとビルドの意味や確認のやり方について紹介してきました。

Windows10 1909へのアップデートでは、ビルドによる制限がありました。春のアップデート1903を適用したあと細かい修正を重ねてビルド番号がアップしていないと1909へのアップデートができませんでした。

たまにしか起動しないパソコンだと毎月の品質更新アップデートがたまりに溜まっているという可能性もあります。こうなると最新のマルウェアに対しては非常に脆弱で危険な状態です。

また実用面でも、急いでパソコンを使いたいのにアップデータのダウンロードとインストールに時間をとられていつまでも作業にかかれてないことがあります。

そんなことにならないよう、できるだけ定期的に起動してアップデートを行うように心がけてください。

最新版へのアップデート方法や、アップデートで追加された機能の確認方法については以前の記事で紹介しているのでそちらもぜひ参照してください。

関連記事
Windowsアイキャッチ
Windowsアップデートで追加された新機能を確認する方法

Windowsって毎月どんどんアップデートされていくけど、その中には安全性や信頼性向上だけでなく機能アップされていることもあります。 パソコン関係のニュース記事をこまめにチェックしていないと見落として ...

続きを見る

-パソコン
-, ,