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Line6 HelixとCatalystのアンプモデル対応まとめ

ご注意

この記事は自分用のメモです。Line6のギターアンプCatalystを格安で入手できたので、参考になる音作りの基本情報をまとめました。

(デジタルアンプの経験しかないので、真空管アンプがどのように動作するか興味があるため)

 

Line6のギタープロセッサー HelixシリーズのファームウェアVer.3.70で新たに追加されたアンプモデルは、同社のデジタルギターアンプCatalystに搭載されている6つのアンプタイプに対応している。

 

出典は下記動画。

 

アンプタイプ

以下は動画の内容をもとにしたHelixのアンプタイプの説明。

 

なお小見出しは、Catalyst搭載アンプモデルタイプになっているので要注意。

(両機種で正確に反映されているかどうか不明なため)

 

 

Clean

HelixのアンプモデルClarityに相当。

JCとTwinのいいとこどり(開発者談話より)

 

ちょっとの調整でサウンドが大幅に変わることがなくクリーンを維持してくれるので扱いやすい。

さらにブースト機能で少し歪ませることも可能。

 

Boutique

HelixのアンプモデルAristcratに相当。

従来のLitigatorからブラッシュアップ。

ブティックアンプをベースにしながら、実際の真空管回路にはできない動作をデジタルモデリング技術で補填。

レンジを広く、甘いトーンを追加。

 

Aristcratのブースト機能は、もともとHelixに搭載しているKinky Boost。アンプの後段に配置(?)。

 

Chime

HelixのアンプモデルCarillonに相当。

VOXタイプ、EL84管アンプのヴィンテージとモダンタイプのいいとこ取りを狙ったもの。

実機にはないMiddleのコントロールができる。レンジも拡大。

 

ブーストはゲルマニウムトランジスタタイプを再現。

 

Crunch

HelixのアンプモデルVoltageに相当。

マーシャルPlexiタイプのクラシックブリティッシュアンプ。

 

Dynamic

HelixのアンプモデルKineticに相当。

開発チームメンバーの個人所有アンプ(Traynor)をベースにしたもの。

すべてのGain Stageでぎりぎりまで歪ませている。

 

ギター本体のボリューム操作で、クリーンからハードロック的な歪みまで幅広くコントロールできる。

EQが各周波数帯のゲインコントロールのように働く(歪み具合を調整できる)。

 

ブーストは、アンプ内にGain Stageを追加するような働き。

 

Hi Gain

HelixのアンプモデルOblivionに相当。

80年代~モダンなメタルサウンドに対応。

 

SAGとBIAS X

同じチャンネルによるHelix解説動画でSAGBIAS Xについて実演紹介説明しているもの(BIASについてはなし)。

 

SAG

電流電圧の変化によって瞬間的に音量が落ちたり、コンプがかかったような感じになる。

アンプのダイナミックレンジをコントロールできる。

 

BIAS X

ナチュラルなコンプレッション感を調整する。

 

参考 - 真空管ギターアンプのBIAS調整

国産アンプビルダーとして有名なSHINOSさんによる動画。

 

BIAS(電流量)による変化

技術的な説明は省略して、電流量の違いによるサウンドと、オシロスコープの波形のみを紹介している。

  • 25mAのとき きれいなサインカーブ

  • 20mAのとき(真空管1本あたり) サインカーブのピークが下がる

  • 12.9mAのとき さらにピークが下がる。ウェーブがやや直線的に見える(?)

  • 30mAのとき 明らかに張りがあって元気の良い音 カーブのピーク以外の部分にやや丸みがあるように見える

 

全体的な印象

電流量が減ると落ち着いた音になる

バイアスでは歪み量は変化しない。

 

視聴者コメントに対する回答から

同じ電圧をかけても、真空管ごとに流れる電流量が違うので、電圧だけ見ても意味がない。

そのため動画では電流量を変化させているとのこと。

 

 

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