今回は、音作り以外の機能について紹介します。
この記事の目次
エフェクトを追加する
GuitarLabでは新しいエフェクトが随時追加されているので、エフェクター本体の容量に余裕がある限り追加して使用できます。
残りの容量がどれくらいあるかは、ウィンドウ右下のバーグラフで確認できます。
追加されたエフェクト(本体から削除してしまったエフェクトも)は、エフェクトリスト上でライトブルーの矢印アイコンがついています。
エフェクト名をダブルクリックするとエフェクター本体内にインストールされ、以後使用できるようになります。
また、ダブルクリックすることでエフェクトの各パラメーターについての説明が現れます。
矢印がついていないエフェクトはすでにインストール済みなので、パラメーターの説明だけが表示されます。
エフェクトプールでチェック
”EFFECT”画面右側には「エフェクトプール」というペインがあり、インストールされていないものも含めて全エフェクトがカテゴリごとのフォルダーに登録されています。
これにより、エフェクトリスト全体をスクロールしなくても、目的のエフェクトをすぐに見つけることができます。
エフェクトプール上で黄色くなっているのはインストールされていないエフェクト名です。
エフェクトプールでエフェクトを選択すると、その下にエフェクトの説明が表示され、未インストールのものはその場でダウンロードできます。
不要なエフェクトを削除
エフェクター本体に保存できるエフェクト数は機種によって違い、特に下位モデルであるG1four、G1Xfourはあまり余裕がありません。
そこで、自分が使わないエフェクトがあれば、削除することで本体のメモリを空けることができ、代わりのエフェクトをロードできるようになります。
エフェクトを削除するには、エフェクト名を右クリックしてポップアップメニューで[本体から削除]を実行します。
いちど本体から削除してしまったものでも、メモリに空きがあれば再びロードできます。
お気に入りをマークする
エフェクトリストには使用回数が表示されるほか、お気に入りのエフェクトに星マークを付けることができます。
お気に入りの登録/解除は右クリックメニューから行ってください。
パッチを並べ替える
プリセットされている中から自分好みのパッチだけをまとめることで、切り替えがやりやすくなります。
やり方は簡単で、GuitarLabの”PATCH”グループでリスト上のパッチをドラッグするだけです。
パッチ番号は並び順に従って自動的に振り直されます。
自分がよく使うパッチを順番に並べておくことで、音色の切り替えが簡単になります。
パッチ全体をバックアップする
GuitarLabの"PATCH”画面は右側にパッチプールというペインがあり、バックアップとリストアを行うことができます。
画面右下にある[すべてバックアップ]をクリックすると、バックアップがパッチプールに登録されます。
バックアップデータには、マルチエフェクターの機種名と実行日時に基づく名前が付きますが、これは自由に変更できます。
パッチグループ名を選択し、右クリックで[プロパティ]コマンドを実行してください。
パッチ単体をバックアップ
パッチ全体(パッチグループ)だけでなく、個々のパッチだけをバックアップすることもできます。
パッチリストから保存したいものを選択し、右クリックでポップアップメニューから[パッチプールに保存]を実行します。
すると、パッチプールにパッチが追加されます。
パッチプールからの復元
プールから戻すときはふたつのやり方があります。
ひとつはパッチプールから実行する方法です。
パッチプールで復元したいものを右クリックし、ポップアップメニューから[本体にコピー]を実行します。
このときあらかじめパッチ番号を選んでおくことで、そこに復元されます。
もとあったパッチは上書きされてしまうので注意してください。
もうひとつの方法として、パッチリストの方から実行することもできます。
この場合、右クリックでポップアップメニューを開いて[パッチプールから読み込み]を実行します。
このやり方を知っていると、バックアップしてあったパッチをもとに新たなパッチを作るとき便利です。
エディター画面上でパッチを複製
音色を作成する”EDITOR”画面では、パッチを同じ番号に保存するだけでなく、別の番号に保存することができます。
これを使うと、設定を少しだけ変えたバッチを保存できるので、もとの設定との聴き比べが簡単にできて便利です。
なお、パッチ名やコメントはそのまま引き継がれるので、あとから識別しやすいように変更しておくことをお奨めします。
パッチ名とコメントを編集
パッチ名やコメントを編集するにはそれぞれのフィールドをダブルクリックします。
とくにパッチ名は、パッチプール内での識別に必要なのできちんと変更しておきましょう。
エフェクターの能力をフルに引きだそう
ZOOM製のマルチエフェクターは、G1fourに限らず、発売から相当時間が経った機種でもいろいろエフェクトが追加され、パワーアップしていくようです。
また既存のエフェクトについても時折アップデートが行われています。
GuitarLabを使わないのは非常にもったいないので、ふだんは本体しか触らない人でも、ときどき起動してみるのをお奨めします。
もちろんそのときはエフェクター本体をUSBケーブルでパソコンに接続しておいてください。