Typoraがバージョン1.3にアップデートしました。
なかなかユニークな機能が追加されているので、主なものを紹介します。
検索機能の強化
検索機能で正規表現がサポートされました。
検索コマンドを実行すると、バーの右側に3つの小さなアイコンが表示されています。
左から順に、”大文字・小文字の区別”、”単語として扱う”、”正規表現”となります。
各オプションはトグル式で、必要なものだけオンにすることができます。
検索コマンドのほかに、検索パネルでも同様の操作が可能です。
[表示]メニューから[検索]を実行すると、ウィンドウの左側に検索パネルが現れます。
ここでも同じようにトグルスイッチでオプションを切り替えられます。
リソースの保存
コマンド名を見ただけではややわかりにくい機能ですが、Typoraの文書に埋め込んだ画像や動画、チャート、マーメイドダイアグラムなどのリソースを保存することができます。
これらのリソースを右クリックするとコンテクストメニューの中に[Save ○○○ as...]というコマンドが表示されます。
たとえば画像を選択している場合は、[Save 画像 as...]となります。
コマンドを実行すると、保存ダイアログボックスが表示され、画像を保存できます。
ネット上の画像を埋め込んでいる場合でもローカルPC上に保存できるので、借用したい画像をいちどダウンロードしてから文書に貼り付ける手間が省けます。
画像の一括コピーと移動
Typora文書内で使用している画像を一括でコピーしたり、移動したりできます。
このコマンドを実行すると、現在画像が保存されているフォルダから別のフォルダーへのコピーや移動を行ってくれます。
[フォーマット]メニューから[画像]サブメニューを開くと[Copy All Images to...]と[Move All Images to...]というコマンドがあるのでこれを実行します。
このコマンドでも、ネット上の画像を一括でローカルPCへダウンロード可能です。
パスの更新機能
さらに[Auto move image folder]というコマンドもあります。
このコマンドではTyporaのウィンドウ上でローカルPC上で画像ファイルの保存先を変更すると、自動的にパスを書き換えてくれるようですが、現時点では具体的な使い方がまだわかりません。
詳細が判明したら、あらためて紹介したいと思います。
iFrameタグ対応
Windows版とLinux版のTyporaでは、HTMLの<iframe>タグに対応したようです。
いまのところiframeを使ったことがないので詳細がわかりません。
コピー&ペースト機能の強化
[Copy as HTML Code]と[Copy without Theme Styling]というコマンドが追加されました。
日本語表記では[HTMLとしてコピー]、[テーマスタイルなしでコピー]となります。
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