以前、Windows11の設定でマウスポインタの位置を判りやすくする方法を紹介しました。
そこで今回はテキスト入力位置を判りやすくする設定について解説します。
アプリケーションによっては効果が現れない場合もあります。
テキストカーソルの設定を変更する
Windowパソコンでは文字の入力が可能な状態になっているとき、マウスポインタの形が矢印から、テキスト選択状態に変化します。
そしてこのとき、実際に文字が入力される場所には点滅する縦棒が現れます。この点滅する縦棒がテキストカーソルです。
そのほかに挿入ポインタやキャレットという言い方もありますが、今後当サイトではできるだけテキストカーソルに統一していくよう心がけます。
Windowsにはこのテキストカーソルの位置を、よりわかりやすくするためのオプションがあります。
アクセシビリティの設定を開く
テキストカーソルの設定やマウスポインタのカスタマイズは、視認性を向上させ操作性を改善するための機能としてアクセシビリティというグループにカテゴライズされています。
Windowsの設定アプリを開いたらアクセシビリティを選択します。
さらにテキストカーソルを開きましょう。
テキストカーソルの設定は、ふたつの項目があります。
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テキスト カーソル インジケーター
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テキスト カーソルの太さ
テキスト カーソル インジケーターの設定
テキストカーソル インジケーターは、テキストカーソルをより目立たせるオプションです。
縦棒の上と下に、それぞれにハマグリ型のようなマーカーを追加することで位置がわかりやすくなります。
実際の効果は、設定画面のサンプル上でプレビューできます。
テキストカーソル インジケーターは機能自体をオン/オフできます。
使用したい場合はまずオンにしておきましょう。
さらにインジケーター(ハマグリ部分)の大きさと色を変更できます。
メモ帳の画面で表示すると次のようになります。
ファイル名をつけて保存するときのダイアログボックスや、検索ウィンドウの入力ボックスでも同様に表示されます。
テキストカーソルの太さを変更する
テキストカーソルの太さは、縦棒部分の太さを指定します。
太めにすると、昔(MS-DOS時代)のコマンドライン入力画面ではおなじみだった一文字分のカーソル風にもできます。
もちろんカーソル自体が点滅(ブリンク)します。
昔のパソコンはカーソルも文字の一種のように表していたので、一文字分のサイズが必要でした。
メモ帳の画面ではこのようになります。
実際の設定では、一文字分の幅よりもさらに大きくできるのでかなりわかりやすくなります。
テキストカーソル インジケーターがめだちすぎと感じる人はこちらだけ使ってもいいでしょう。
パソコンの操作解説には効果的
プレゼンテーションでは実際にテキスト入力をすることはあまりなさそうなので使う機会も限られているでしょうが、パソコンというよりワープロソフトなどのアプリケーション操作を教える場面では、テキストカーソルの位置がはっきりわかることで受講者のストレスを軽くしてくれると思います。
マウスポインタのカスタマイズと併せて活用してください。