Typoraを使うようになりました。
マークダウン記法でちゃちゃっと記事を作成して、WordPressの編集画面にコピー&ペーストすればほとんど装飾が終わり(見出しの指定などがいらない)のはとても快適で、作業時間の短縮に欠かせません。
もちろん弱点もありますが、そのひとつで特に不満なのが、リンクの指定。
単純なリンクならいいんですが、新しいタブで開く設定ができません。
どうにもしかたないと諦めてきましたが、よく考えたらWordPress側の操作で補えることがわかりました。
裏技というほどでもなく、むしろ「うっかり見落としていた」といった類いなんですが、同様に気づいていない人がいるかもなので、紹介します。
この記事の目次
行ったきりのリンクはイヤだ
ハイパーテキストリンクをクリックしたとき新しいページへ移動するにはいくつかの方法がありますが、その中でも代表的なのはふたつでしょう。
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同じブラウザタブ上に新たにページを読み込む
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新たなタブを作成してそちらにページを読み込む
1.は新しいページに移動してしまうので、元のページに戻るのにひと手間かかります。
問い合わせフォームへのリンクのように、完全に遷移してしまうのが目的のページだったらいいんですが、当サイトの記事にはこういうのはあまりありません。
むしろ、参考データや情報ソースとして参照するほうが多いので、行ったっきりで元に戻ってきてくれないのは困るんです。
参照リンクは新しいタブで開きたい
そこで、このふたつのリンクタイプを使い分けたいところですが、マークダウン記法での書き方がわかりません。
唯一、というページが見つかったので試してみたんですが、WordPressのエディタ画面がこれに対応していないので、実用になりませんでした。
ほかの場面では実際に使えるのかもしれませんが、私のばあいマークダウン記法を使うのはもっぱらWordPressなので、そこで使えないと意味がないんです。
ほかには、WordPressのプログラムを修正して、リンク先をすべて新しいページで開くというのもありましがた、これもリンクの開き方を使い分けできないという点ではいまいちです。
答はWordPress上にあった
やはりだめかと落胆していましたが、WordPress上のリンク設定をいじっていたら解決方法が見つかりました。
・・・、というよりなんで今まで見落としていたんだろうという感じ。
マークダウン記法のサイドからしか見ていなかったんですが、WordPressでできることはWordPress上でやればよかったんです。
リンクを新しいタブで開くには
Typoraでふつうに記事を書き、コピー&ペーストでWordPressの編集画面に貼り付けます。
続いてリンク部分をクリックするとリンク先のアドレスがポップアップします。
ここで鉛筆アイコン(編集)ボタンをクリック。
するとリンク先URLを編集できるようになります。
だいじなのはここから。
これを失念してたんですねぇ。
歯車のアイコン(コグ)をクリックすると、リンクに関するオプションが現れます。
その中にちゃんと「リンクを新しいタブで開く」があるじゃないですか!
ふつう、WordPressの編集画面上でリンクを張るときは最初の段階でこれをやっているですが、よく考えたら既存のリンクを編集するときも同じ設定が使えて当然ですね。
なんで今まで気づかなかったんだろうと汗顔の至りです。
ちなみに、スクリーンショットでは新エディタ「グーテンベルク」でやっていますが、旧タイプのClassicEditorでも操作はまったく同じです。
多少手間はかかれど、補えればよし
それに、リンクをひとつづつ編集していかなければならず、たくさんリンクがあるばあいには効率的とはいえません。
とはいえブログ記事に限って言えば、一記事中に参照する外部リンクはせいぜいひとつかふたつといったところ。
特別多いばあいでも、4つか5つぐらいではないでしょうか。
この程度だったらそれほどたいした問題ではありません。
ブロガーにとってはこの程度で充分じゃないでしょうか。
次回は、Webページ上の特定の文字列へ自由にリンクを張る方法を紹介します。
今回の内容と併せて使うと、ブログ記事のリンク設定もより自由度が増して使いやすいコンテンツになるでしょう。
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引用元の紹介に便利 ー ブラウザで特定の文字列をリンク先に設定する方法
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