Live Producerの画面が新しくなったので紹介します。
OBS Studioでのストリームキー設定についても少し触れているので、同種のストリーミング配信ソフトを使う方はチェックしてください(といっても、特に難しいところはないのですが)。
この記事の目次
新しくなったLive Producer
ライブ配信を始めるには、WebブラウザでFacebookにアクセスし、タイムライン画面上の[ライブ動画]をクリックします。
ここは従来どおり。
新しくなったのはその先です。
画面が整理されて、操作関係は左側にまとめらました。
ライブ配信の基本設定
いちばん上にはインターフェイスの切り替えスイッチがあり、旧タイプのLive Producerに戻せます。
トラブルが発生したときなどは切り替えてみましょう。
その下にはFacebookユーザーのアバターとアカウント名があるのでどのアカウントで配信をしようとしているのか確認してください。
さらにその下に「タイムラインに投稿」というのがあります。
そのまま配信すると、選択しているアカウントのタイムラインへの投稿になります。
そのほかにFacebookページでの配信やグループでの配信もできるので、状況に応じて切り替えてください。
その下は配信開始または配信予約の設定です。
ストリーミング設定
次のページへ進むと配信方式の指定です。
動画ソースを選択というグループがあり、初期設定では「カメラを使用」になっています。
ノートPC内蔵のカメラや外付けのWebカメラで配信したいときはこちらを使います。
OBS Studioのような配信ソフトを使うときは、「ストリームキーを使用」に切り替えます。
上のスクリーンショットではキャプチャできていませんが、サイドメニューをスクロールするとすぐ下に、ストリームキーがあるのでこれをコピーして、配信ソフトに設定しましょう。
OBS Studioの設定例
OBS Studioの最新版(26.x.x)では、配信サービスの設定が自動化されてパソコンの能力も考慮した上で最適な設定を勝手にやってくれるようになりました。
ここでは、すでにFacebook用の設定が済んだものとして、ストリームキーの貼り付けだけに絞って紹介します。
step
1設定画面を開く
OBS Studioを起動し、右下のメニューから[設定]をクリックします。
step
2「配信」タブに切り替え
設定ダイアログボックスが開いたら、左のパネルで「配信」に切り替えます。
step
3ストリームキーを貼り付け
Live ProducerでコピーしておいたFacebook用ストリームキーを貼り付けます。
[OK]をクリックしてダイアログボックスを閉じれば設定終了です。
ライブ配信を開始する
配信開始の手順は次のとおりです。
-
OBS Studioで配信を開始する
-
Live Producerのプレビューで受信を確認する
-
配信の範囲を指定し、投稿を入力する
-
配信を開始する
OBS Studioで配信を開始
先にOBS Studioの方で配信を開始します。
プレビューで受信を確認
Live Producerに切り替えて、OBS Studioからの配信映像が届いていることを確認します。
投稿を作成
ライブ配信の公開範囲を指定し、説明用の投稿を作成します。
配信を開始
次のページで[ライブ配信を開始]をクリックすると配信がスタートします。
ダッシュボードでは、投稿の内容を編集したり、インサイトで視聴者数などの状況を確認できます。
またインタラクティビティオプションではアンケートや質問を設定できます。
配信終了
配信を終了するときは、スタート時とは逆にLive Producerでまず停止し、続いてOBS Studioからの配信を停止します。
配信終了後はLive Producerの”クイックアクション”設定から、動画のチェックやトリミング/クリップの作成を行ったり、動画を削除してフィード画面へ戻ることができます。
機能は大差なし、好みに応じて選択を
新しくなったLive Producerは操作が左に集約され、流れに沿って操作するようになったことで、初心者には多少判りやすくなった感じを受けました。
ただし、インサイトの表示やインタラクティビティでのアンケート/質問の設定などは、項目が折り畳まれているので事前の知識がないと気づきにくいでしょう。
大型のディスプレイやマルチモニター環境で使っている方にとっては従来のほうが使いやすいかもしれません。
ノートPCでの配信には新デザインのほうがよさそうです。