Flexible Renamerにはいろんな変換パターンが登録されていて、リストからカンタンに選べます。
しかもリストに登録されている変換パターンをさらに自分でカスタマイズしたり、独自の変換指定を作ることが可能です。
この記事の目次
Flexible Renamerでより高度な変換指定
リストに登録されている以外の変換を行うには[高度なリネーム]チェックボックスにマークします。
すると左ペインの表示が切り替わり、ユーザーが自由に設定をカスタマイズできます。
高度なリネームは、変換の方法によって3つのモードに分けられます。
- ワイルドカード
- 正規表現
- 文字変換
ワイルドカードや正規表現の使い方を知っている方なら、このオプションを使ってさらに柔軟な変換が可能です。
プリセットから置換設定を選ぶ
ワイルドカードや正規表現の指定方法が分らなくても、プリセットからカンタンに設定を選べます。
プリセットには22種類の設定が登録されていて、さらにユーザーが作成した設定を新たなプリセットとして追加できます。
パターンリストからのカスタマイズ
正規表現をゼロから記述するのは困難でも、標準モードで選べる変換パターンを元にカスタマイズできるようになっています。
通常モード(「高度なリネーム」をチェックしていない状態)でまず変換パターンを選択しておき、そこから「高度なリネーム」チェックボックスをクリックします。
すると選択している項目の変換パターンが、検索、置換それぞれのテキストボックスにセットされるのでそこからカスタマイズが可能です。
正規表現の入力サポート機能
正規表現を使うと高度な設定が可能ですが、ふつうのパソコンユーザーにはなかなか使いこなせる人はいないでしょう。
そこでサポート機能として、検索設定と置換設定のそれぞれによく使う設定が登録されています。
[サポート]ボタンをクリックするとフライアウト式のメニューが現われて、メニュー項目を選ぶと設定を行ってくれます。
検索設定のサポートメニュー
文字列検索で使う項目を指定します。任意の一文字、任意の文字列、英字、数字、空白以外など21パターンが登録されています。
置換設定のサポートメニュー
現在の名前、現在のファイルタイトル、ファイル日付、連番など置換に使用する設定27項目が登録されています。
正規表現がわかれば変換は自由自在
このようにFlexible Renamerではプリセットされている変換パターンをベースに、より高度な置換が可能です。
「高度なリネーム」で使われている正規表現オプションは、ふつうのパソコンユーザーにとってははかなり敷居が高くて使いこなせる人は限られてしまいますが、興味のある方はチャレンジしてみてください。
正規表現はFlexible Renamerだけの技術ではなく、テキストファイル内の文字を検索したり一括置換するツールとしていろんなところで使われています。