ソフトの概要やキャプチャコマンドについては別記事で紹介しているのでそちらをご覧ください。
この記事の目次
特に重要なオプションはリボン上で指定
HyperSnap8の「Capture」タブには主要なキャプチャコマンドのボタンと4つのオプション設定チェックボックス、そしてキャプチャ関連オプションとホットキー割り当て関連のボタンがあります。
このうち4つのチェックボックスでは以下の設定を行います。
Want Cursor
チェックするとカーソルアイコンを含めてキャプチャします。
Hide window
キャプチャ実行時に、HyperSnap8自身のウィンドウを最小化してからキャプチャします。
このオプションをオンにしておくことで、アクティブウィンドウをキャプチャするときにHyperSnap8以外でもっとも前面にあるウィンドウをキャプチャします。
もしオフにした場合はHyperSnap8自身をキャプチャすることになります。
同様にフルスクリーンでキャプチャする場合も、オフにするとHyperSnap8自身を含めてキャプチャしてしまいます。
したがって通常はオンにしておくのがいいでしょう。
Hotkeys On
ホットキー(キーボードショートカット)でのキャプチャを可能にします。
Extra delay
このチェックボックスをオンにすると、キャプチャコマンドを実行してから4秒後に実際のキャプチャが行われます。
ディレイタイムをもっと細かく調整したいときは、オプション画面で設定を行います。
キャプチャ設定(Capture Settings)
リボン上の4つのチェックボックス以外の設定を行うときは[Capture Settings]ボタンをクリックして、ダイアログボックスの「Capture」タブを開きます。
1) ディレイタイム
ディレイタイムはコマンドを実行してから実際にキャプチャが行われるまでの時間差で、初期設定では500ミリ秒となっています。
リボン上の[Extra Delay]チェックボックスがオフの場合は、ここで設定した時間差でキャプチャが実行されます。
2) Include cursor image
リボン上の[Want cursor]チェックボックスと同じで、カーソルアイコンを含めてキャプチャするときに使います。
3) Hide HyperSnap window before capturing screen
リボン上の[Hide window]チェックボックスと同じで、キャプチャ実行時にHyperSnapのウィンドウを最小化します。
4) Restore HyperSnap window to front after a capture
キャプチャ終了時に、HyperSnapのウィンドウを元のサイズに戻します。
キャプチャ結果を毎回確認したいときに便利です。ひたすら連続してキャプチャしたいときは、オフにしておきます。
そのほかにはデフォルトの背景色や、キャプチャ終了後のプレゼンテーションモードへの切り替え、直前のキャプチャ結果と異なる場合に自動保存や自動印刷を行う機能などがあります。
ホットキーの設定
リボン上の[HotKeys]ボタンをクリックすると、ホットキーのカスタマイズができます。
1) Enable Hot Keys
リボン上の"Hotkeys on”と同じで、ホットキーで操作したいときはonにしておきます。
2) Customize Keyboard
ホットキーの割り当てを変更したいときはこのボタンをクリックします。
キー割り当てダイアログボックス
Customzeダイアログボックスではさまざまなカスタマイズが可能ですが、ホットキーに関しては[Keyboard]タブで指定を行います。
左のリストでキャプチャコマンドを選び、右の"Current Keys”に割り当てを指定します。
新たに割り当てを登録したいときは[Press New Shortcut Key]のフィールドにフォーカスしておいて、割り当てたいキーを実際に押します。
フィールドの下に、すでにキー割り当てが登録されているかどうかが表示されるので、競合していなければ[Assign]ボタンをクリックして割り当てを追加します。
自動保存
Capture Settingsダイアログボックスを"Quick Save”タブに切り替えると自動保存に関する設定が可能です。
1) Automatically save each capture to a file
チェックボックスをオンにすると自動保存が有効になります。
さらにFTPサーバーへの自動アップロードオプションも利用できます。
2) Prompt for name on each capture
自動保存時に毎回、ファイル名を確認します。
ファイル名は③の設定に基づいて自動的に設定されますが、保存時に確認と変更が可能になります。
3) Auto Save to
保存先のフォルダとファイル名を指定します。
実際にはここで指定したファイル名と4) で指定する連番設定を組み合わせた名前となります。
4) Increment file name by
3)で指定したファイル名の末尾に自動で連番を振ります。連番の増分とスタートの値/終了の値を設定できます。
Copy & Print
キャプチャ終了後にクリップボードへのコピーや印刷を自動で行います。
1) Copy each capture to clipboard
キャプチャした画像をクリップボードへコピーします。さらにアプリケーションを指定してペーストすることもできます。
2) Automatically print each capture
キャプチャした画像を自動で印刷します。
ボタンのキャプチャ
ボタンだけをキャプチャするときに、ボタンの周囲に枠を付けることができます。
View & Edit
キャプチャした画像をどのように表示するかを指定できます。新規のタブ/ウィンドウで表示する/既存のウィンドウを置き換える/既存の画像に重ねてペーストする、の3つのオプションがあり、デフォルトでは新規のタブ/ウィンドウとして表示します。
以上、主要なオプションを紹介してきましたが、実際のところそれほど使う機会はなくほとんどデフォルトのままでいいと思います。
今回紹介した中で個人的に特に使うのはディレイタイムの設定です。
一定時間経過すると消えてしまうメッセージやキー操作で消えてしまうメニューなどをキャプチャするとき、ディレイタイムを設定しておくことで先にキャプチャコマンドを実行しておいてから操作し、キャプチャの実行を待つことで確実にキャプチャできます。
実際にディレイを使う場合、設定は2000ミリ秒(2秒)にすることが多く、場合によってはそれよりやや長くすることもあります。
現在はリボンでExtra delayをチェックすることで、ダイアログボックスを開かなくてもディレイを使えるようになりましたが、4秒では長すぎるようなときは設定を変えてみてください。