そんなユーザーの助けになってきたのが、Classic Shellとその後継のOpen-Shellという無料のユーティリティです。
ところがWindows11では、これが使いづらくなってきました。
特に2023年5月あたりのアップデートでは、一見まったくOpen-Shellを使えない状態にまでなってしまい、それに対するOpen-Shellのアップデートもなく、いよいよダメかとあきらめかけていたんですが、実際には操作可能なことがわかりました。
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変転するWindows11での操作
Open-Shellは、Windowsの[スタート]ボタンをクリックしたとき、Windows7以前のクラシックスタイルなスタートメニューを表示してくれる無料のユーティリティです。
しかしWindows11が登場したとき、このOpen-Shellが使えなくなってしまいました。
[スタート]ボタンをクリックしても、Windows11のスタートメニューが起動するだけでOpen-Shellのメニューは現れません。
ただ、幸いなことに、キーボードの【Windows】キーを押せば利用できたので、Fukuzumiのようなキーボード多用派にとっては実用上あまり問題はありませんでした
この辺りの顛末は以前の記事で紹介しているので参照してください。
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Windows11でOpen-Shellを使うには
Fukuzumiのパソコンでは、Windows自体のスタートメニューの代わりとしてOpen-Shellというオープンソースのソフトを使ってきました。 ところがWindows11へアップグレードしたこと ...
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ところが2023年6月あたりのアップデートで、この【Windows】キーでの操作も受け付けず、Open-Shellの操作がまったくできない状態になってしまいました。
実はアイコンを変更すれば操作できた
【Windows】キーを受け付けなくなってしまったOpen-Shellですが、実は現在でも操作は可能です。
確かに【Windows】キーでの操作はできませんが、[スタート]ボタンのクリックでOpen-Shellが使えるのを確認しました。
この記事を書いている現在、私のPCのWindowsはバージョン22H2、OSビルド22621.1848です。
それにはOpen-Shellの設定変更が必要です。
まず、Open-Shellの設定ツールである[Open-shell Menu Settings]を起動します。
設定画面が現れたら、下のほうにある”Replace Start Button”のチェックボックスをマークし、好みに応じて、ボタンのスタイルを”Aero”や”Classic”から選択してください。
これだけで[Start]ボタンで、Open-Shellを呼び出せるようになります。
もしOpen-Shell Menu Settingsの画面をアドバンスドモード(”Show all settings”がチェックされている状態)にしている場合は、”Start Button”タブで変更することもできます。
”Replace Start Button”のチェックボックスをオンにして、”Button Look”でボタンの外見を選択します。
これは先ほどのStart Menu Styleの設定と同じです。
やっぱりなじみのあるメニューがいい
FukuzumiはWindows11のスタートボタンのルックはそのままにOpen-Shellでクラシックスタイルのメニューを使っていたので、最初【Windows】キーが効かなくなったときは慌ててしまいましたが、元々スタートメニューのアイコンを変更していた方にとってはトラブルでもなんでもなかったんでしょうね。
Classic Shellの時代から引き継いだアイコンはWindows11には合っていないと思うので、Windows11のアイコンを加工してカスタムアイコンを作ってみようと思います。
実は、透明のPNG画像をカスタムアイコンに設定すれば、Windows11の外見のままOpen-Shellが使えるのでは?と思ってやってみたんですが、なぜかこれではうまくいかず、Windowsのスタート画面が開いてしまいます。