よくよく考えたら、Webブラウザからの印刷だと小冊子形式は選べないようです。
というわけで、あらためてAdobe Acrobat Readerのインストールと、小冊子形式での印刷について紹介します。
実際に印刷してみての失敗例も紹介しているので、ぜひ参考にしてください
この記事の目次
Acrobat Readerがないと小冊子印刷できない
今回印刷したかったのはZOOMのミキサー兼マルチトラックレコーダーLiveTrak L-8の説明書で、トータル110ページ以上あります。
これを丸ごと印刷すると、持ち運びや保管にも不便なので小冊子形式にしようと思ったんですが、なぜか印刷モードを選べません。
よく考えたら、ダウンロードしたPDFファイルをWebブラウザで開いた状態から印刷しようとしていたのでした。
ノートPCのほうにWindowsをクリーンインストールしたあと、Adobe Acrobat Readerを入れてなかったんですね。
そこでまず、Acrobat Readerのインストールから始めます。
Acrobat Readerを入手する
Acrobat Readerは無料で入手できます。
まず配布サイトへ行きましょう。
[Acrobat Readerをダウンロード]をクリックするとダウンロードページへ移動します。
ここで重要なのがオプションのオファーという項目。
デフォルトでチェックが入っていますが、そのまま進むとマカフィーのセキュリティソフトを一緒にインストールされてしまいます。
今回は不要なので、チェックを外しておきました。
続いて右側でダウンロードするファイルを選びます。
上下にふたつ並んでいますが、上が無料版のAcrobat Reader DC、下は有料版のAcrobat Pro DCです。
PDF文書を本格的に作りたいなら有料版が必要ですが、今回は表示と印刷ができればいいので上の無料版のほうの[Acrobat Readerをダウンロード]をクリック。
ファイル保存用のダイアログボックスが開くので、適宜フォルダーを選んで保存します。
Acrobat Readerをインストール
保存先のフォルダーを開いて、インストーラーをダブルクリックで実行。
UAC(ユーザーアカウント制御)の警告画面が出たら[はい]をクリック。
Acrobat Reader本体のダウンロードとインストールが連続で実行されます。
処理が終わるまで少し待ちましょう。
インストールが終わったら[終了]をクリックして完了です。
"Adobe Acrobat Reader DCを起動”のチェックボックスがマークされていると、自動的にAcrobat Readerが起動します。
続いて、Acrobat ReaderをPDF形式のデフォルトアプリケーションに設定するかどうかを訊いてきました。
Windowsの初期設定では、Microsoft Edgeになっているようなので、Acrobat Readerに切り替えておきます。
プロパティダイアログボックスのプログラムの部分で[変更...]ボタンをクリックし、Acrobat Readerに変更しました。
小冊子形式で印刷する
さっそく、LiveTrak L-8のオペレーションマニュアルを開きます。
[ファイル]メニューから[印刷]コマンドを実行すると印刷設定画面が現れました。
初期設定だと「ページサイズ処理」のところがサイズになっているので、「小冊子」に切り替えます。
さらに印刷方法を”両面で印刷"にしました。
開始/終了ページは、とりあえず全ページ印刷しておきたいのでデフォルトのままです(ここでは開始ページが1、終了ページが29)。
小冊子形式で両面印刷すると、A4用紙の表裏両面に各2ページ分、つまり用紙1枚に4ページ分印刷することになります。
そのままA4サイズで印刷するのに比べると枚数は当然のことながら1/4近くですみます。
冊子のサイズとしてもA5判(A4の半分)になるので手頃ですね。
右綴じにしておけばよかった
こうして印刷が終わった用紙を半分に折れば小冊子のできあがりです。
ただ、冊子にしてみると綴じる側(製本の用語でいうのど)の部分の余白が少なすぎました。
簡単にいうと、綴じる側のマージンが少ないので、2穴パンチで穴を開けてバインダーに綴じると、のどの部分が読みづらくなってしまいます。
これは大失敗でした。
とりあえず用紙2~3枚程度印刷したものを冊子の形に折ってみて、余白を確認してから実際に綴じ方を決めるのがいいんじゃないかと思います。
皆さんが印刷するときは、こんな失敗のないように注意してください。
- 「小冊子」設定と「両面印刷」で印刷枚数を削減
- 小冊子印刷にはAcrobat Reader DCが必要
- 左綴じ、右綴じに注意!