今回は、FTPクライアントソフトとして有名なffftpをインストールして、以前のパソコンに設定していたホストの情報を移行しました。
これでWebサーバーのファイル管理ができるようになります。
ffftpはWindows用のFTPクライアントとして有名なアプリケーションです。
FTPクライアントとは、簡単にいえば自分のパソコン(ローカルパソコン)とサーバーの間でファイルを送受信するのに使うソフト。
Fukuzumiの場合は、ほとんどがWebサイトの制作にのみ使っています。
最近はWebサイトもWordPressで作るようになったので、基本的にはWordPressをインストールするときに使うんですが、たまにWordPressがプラグインのアップデートに失敗したときなんかは、メンテナンスモードを解除するのに必要です。
メモ
WordPressでは、アップデート中は自動的にメンテナンスモードに入り、アップデート処理が終わると通常モードに戻るんですが、たまにアップデートが中断してメンテナンスモードから元に戻らないことがあります。
そんなとき、FTPツールを使ってサーバーにアクセスし、".maintenance”というファイルを削除してやると通常の状態に戻せます。
FTPクライアントにはいろんなソフトがありますが、中でもffftpはWindows用としてとても有名な定番ツールです。
いったん開発終了となりましたが、その後引き継いでくれる方が現れて現在も継続的にアップデートされています。
機能面での特徴としては、左右二分割画面で、ローカルPC上のファイル/フォルダーとサーバー側を同時に表示するので、比較しながらの作業がやりやすい点が上げられます。
ffftpのインストール
ではffftpをインストールしましょう。
へアクセスします。
右のほうに最新バージョンのボタンがあるので[Latest]ボタンをクリック。
最新バージョンのページに飛ぶと、いろんな形式のパッケージが公開されています。
今回は、64bit版のインストーラー形式ファイル"ffftp-v4.9-x64.msi”を選択しました。 x64が64bit版。末尾の拡張子が"msi"になっています。
ファイル名をクリックするとダイアログボックスが開くので、フォルダーを指定してファイルを保存します。
ffftpのインストール
ダウンロードした"ffftp-v4.9-x64.msi"をダブルクリックするとインストーラーが起動します。
ウィザードの指示に沿ってインストールを行いましょう。
インストール先のフォルダーを指定します。
ふつうはそのまま[次へ]をクリックして構いませんが、もし、ほかのドライブやフォルダーにインストールしたければ、パスを指定してください。
これで準備は終わりなので[インストール]をクリック。
ユーザーアカウント制御画面が現れるので[はい]をクリック。
[完了]をクリックして、セットアップ終了。
既存のサーバー設定を移行する
インストールが終わったffftpを起動すると、メインウィンドウのほかにホスト一覧というダイアログボックスが現れます。
ふつうはここでファイルサーバーの設定を登録するわけですが、今回は前のパソコンに設定してあった情報をそのまま移行します。
前のパソコンで使っていたHDへアクセスしてffftpのフォルダーを開くと、中にffftp.iniというファイルがあります。
実はこのファイルにサーバーの情報がすべて書かれているので、そのまま新しいパソコンのffftpインストール先フォルダーにもってくればOK。
ファイルをコピーしたのち、ffftpを起動すると、サーバー設定が登録されています。
パスワードは暗号化、セキュリティも安心
このように、ffftpではホストコンピューター(サーバー)の情報がすべてiniファイルにまとめられているので、このファイルだけバックアップしておけば安心です。