最近は楽器関係でもPCとの連携が当たり前のようになってますね。
今回は、ZOOM社のエレキギター用マルチエフェクターのファームウェアアップデートについて紹介します。
ビデオ会議で有名になったZOOMとは関係ない日本の電子機器メーカーで、楽器用の各種エフェクターやマルチトラックレコーダーなどを製造販売しています。
Fukuzumiも以前から、F1という超小型のリニアPCMレコーダーを愛用してます。
マルチエフェクター G1 Four
はコンパクトなボディにいろんなエフェクターを詰め込んだマルチエフェクターで、その音作り機能を活かしてギターアンプ&キャビネットのシミュレーターとしても使えます。
つまり、名機といわれるようなギターアンプの音を再現できるんです。
さらにリズムマシンとルーパー、チューナーの機能まで備えいるのに、実売価格はだいたい7000円台というとってもお得な一台。発売当初はとても話題になったようですが、その頃はギターから離れていたのでつい最近まで知りませんでした。
そんなデジタル技術を活かした多機能マシンなので、内部にはファームウェアを備えていて、ときどきアップデートも行われています。
そして、アップデートには当然PCとの接続が必要というわけ。
ファームウェアをアップデートしよう
現行バージョンを確認する
アップデートする前に、まず現在のファームウェアバージョンを確認しておきましょう。
すでに最新版で、アップデート不要な場合もありますからね。
G1 fourの本体上に並んでいるボタンのうち[RHYTHM]を押しながら電源を入れると、ディスプレイ上にファームウェアバージョンが現われます。
USB給電対応なので電源を入れるにはマイクロUSBケーブルでPCと接続すればOK。どうせアップデートにUSBケーブルが必要なので最初に用意しておきましょう。
今回はバージョン1.10だったので、もちろんアップデートします。
ファームウェアを準備する
ページからファームウェアを入手しましょう。
このページには取扱説明書やエフェクトの詳細を解説したパッチリストもあるので、ついでにダウンロードしておきましょう。
ファームウェアはページをスクロールすると下の方にあります。
Mac用とWindows用があるので注意してください。
また、姉妹機であるG1X Four用のファームウェアは別になります。これも間違えないように要注意。
G1X FourはG1 Fourの上位機種でペダルがついています。
ダウンロードしたファームウェアを展開しましょう。
ファームウェアをアップデート
ファームウェアの準備ができたら、G1 Four本体のふたつの大きなボタン(本当は足で踏むペダル)を同時に押しながら、マイクロUSBケーブルをPCに接続して電源を入れましょう。
するとファームウェアアップデートの待機状態になります。
この状態になったら、PC側でアップデーターを実行してください。
取り扱い説明書には特に記述がありませんが、今回はヤマハのAG-03というオーディオインターフェイスを併用しているためか、次のようなメッセージが現われました。
そのまま[Execute]をクリックすれば大丈夫です。
G1 Fourのディスプレイにアップデートの進行状況が表示され、完了するとメッセージが出ます。
あとは、いったんUSBケーブルを抜いて電源を切り、再起動すればOK。
もういちど[RHYTHM]ボタンを押しながら電源をいれたら、みごとにバージョン2.00へアップデートされていました。
プレイヤーもPCと無縁じゃいられない
シンセサイザーのような電子楽器どころか、ギターアンプやエフェクターまでデジタル化が進んでいて、今回のようなファームウェアアップデートはもちろん、カスタマイズや設定のバックアップにもPCとの接続が欠かせないようです。
ミュージシャン/プレイヤーだからといって、PCと無縁ではいられませんね。
せめてこの記事がギタリストの方々の参考になれば幸いです。
ちなみに私は、ギターの腕はド下手だし、いまのところエフェクターでの音作りもやったことがありません。
当サイトの趣旨からも外れるので、そのへんは記事にしませんがご容赦ください。
なのになんでG1 Four を買ったのかというと、エレアコでもコーラスとオクターバーを使ってみたかったというのと、リズムマシン&ルーパーがついてたってところですね。ディストーションとかフランジャーとかはいまのところ要りません。
ところでG1 Fourの姉妹機には、ベース用(B1 Four/B1X Four)どころかアコースティック楽器用エフェクター(A1 Four/A1 X Four)なんてのもあるんですね。
宅録派なら別の選択肢もあり
最後にもうひとつ、こちらはPC系ガジェットとして楽しめそうなのを紹介します。
このは一見ギター用のエフェクターに見えますが、実はボタン類はダミーでギター専用のUSBオーディオインターフェイスという変態アイテム。横に置いたピックからその大きさがわかりますね。
DSP内蔵なので、レイテンシー(遅延)なしでギターの音をPCに取り込めるそうです。
しかも、ただのインターフェイスではなくPC用のソフトウェアGuitar Lab
ギターアンプにつながず、直接PC上のDAWで録音しちゃおうという宅録派にはぴったりのガジェットですね。
前回紹介したYousician用のインターフェイスとしてもぴったりかも。
ベーシックでコストパフォーマンスの高いG1 Four
G1X Fourはワウやボリュームコントロールに使えるペダルがついた一体型。
アコースティック楽器用のA1 Fourはマイク用の変換ケーブルがついているためか、G1 Fourよりちょっと高価。
エレクトリックベース用のB1 Four
もちろんペダル付きB1X Fourもあります。
GCE-3は宅録派にぴったりのUSBオーディオインターフェイス