ドングルの設定について紹介します。
この記事の目次
Bluetooth機器を接続しよう
Bluetoothについてはもうおなじみですね。
今回、ワイヤレスイヤホン(Bluetooth5.0規格)を新しく買うことにしたんですが、それに合わせてタワー型PCの方でも接続できるように、ドングルもいっしょに買いました。
このパソコンと一緒に買ったのがワイヤレスだったんでもちろんドングルも持っているんですが、バージョン5.0に対応するものがあったのでついでに試してみることにしました。
Bluetooth用ドングルとは
Bluetoothをスマホなどでしか使っていない方には、ドングルというのは耳馴染みのないことばかもしれません。
かんたんにいうとBluetooth機器を使うための小さな送受信機です(細かいこというと送受信機イコールドングルではないんですけど)。
パソコンのUSBポートにドングルを取り付けることで、もともとBluetooth機能を内蔵していないパソコンでもワイヤレスイヤホンやスマートスピーカーなどのBluetooth機器が使えるようになります。
ほんとうに小さなものなのでUSBポートにつけっぱなしです。
もちろん最近のノートブック型パソコンなんかは最初からBluetooth搭載なので、ふつうはわざわざドングルを買う必要はありませんが、最新規格に対応するとなると話は別です。
Bluetooth5.0は通信性能が向上
Bluetoothの最新規格は5.1のようです(2020年7月末現在)。
もともと持っていたドングルはたぶん3.0ぐらいですが、今回買うことにしたワイヤレスイヤホンは5.0対応だったんで、それに見合うドングルを買うことにしました(バージョン5.1対応って見たような気もするけどどこだったかわかりません)。
少し前の4.0規格のほうが少し安いんですが、4.0はBluetooth LEによる消費電力低減がおもな機能だったのに対して、5.0ではLE部分で通信速度が大きく向上したのと、通信距離(範囲)が広がったのが特徴。
通信速度は4.0の2倍、通信範囲は4倍にもなっているといいます。
これなら、これまで電波が届きにくかった部屋でも音楽が楽しめそうです。
今回買った製品
今回もいつものようにAmazonで購入しました。
X-Osidoというブランドの製品です。
メイドインチャイナではありますが、説明書はちゃんと日本語化されていました。
日本語もふつうだし、フォントが変ということもありません。
取り付けは、パソコンのUSBポートに装着するだけです。
最新のドライバーをインストール
ドライバーってなに?
Bluetooth用ドングルはUSB接続ではありますが、USBメモリなんかと違い、ドライバーと呼ばれるソフトのインストールが必要です。
もともとUSBを使うためのドライバーがWindowsに入っているので、ふつうはドライバーをわざわざインストールする必要はありません。
でも今回はBluetooth5.0対応ドングルですから、その性能を引き出すにはきちんとドライバーを入れてあげる必要があります。
そのため、今回買ったドングルには、インストール用のCDが付属しています。
いまどき音楽用では見かけなくなった8cm サイズのCDです。
インストーラーを実行する
CDをセットしたらエクスプローラーでドライバー用のフォルダーを開きます。
この製品ではBT5.0 Driver\Windows_driver
というフォルダーにインストーラーのプログラムが有りました。
起動するとユーザーアカウント制御の確認メッセージが現れます。
[はい]をクリックして先に進みましょう。
REALTEK Bluetooth Driverと表示されるので、続行します。
続いてこのデバイスソフトウェアをインストールしますか?と訪ねてくるので[インストール]をクリックします。
しばらく待ってインストールが終わったら、パソコンを再起動してください。
ドライバーを確認しよう
パソコンの再起動が終わったら、ちゃんとインストールされているか確認してみましょう。
「コントロールパネル」を開いて、「ネットワークアダプター」のツリーを展開するとなかにRealtek Bluetooth 5.0 Adapterという項目がありました。
これでドライバーのセットアップは終了です。
ワイヤレスイヤホンを接続する
Bluetooth機器を使うには、まずBluetooth機能がオンになっている必要があります。
Bluetoothをオンにするには「Windowsの設定」から「デバイス」を選択して、いちばん上にある"Bluetooth"のスイッチをオンにします。
続いてパソコンとBluetooth機器の組み合わせを登録するペアリングを行います。
「Bluetoothまたはその他のデバイスを追加する」で[+]ボタンをクリックします。
「デバイスを追加する」画面が現れたら、「Bluetooth」をクリックしましょう。
ワイヤレスイヤホンの電源を入れて少し待っていると、機種名が表示されました。
クリックすると接続されます。
すでに接続しているので切断用のボタンが表示されています。
[完了]をクリックしてデバイス画面に戻るとペアリング完了したワイヤレスイヤホンが追加されています。
いちどペアリングしてしまえば、あとはパソコン側のBluetooth機能をオンにして、デバイス(ワイヤレスイヤホン)の電源をいれれば、自動的に接続してくれます。
このへんは皆さんもうよくご存知でしょう。
システムトレイからBluetoothを操作する
Bluetooth機能がオンなっていると、Windowsのシステムトレイにアイコンが表示されます。
アイコンをダブルクリックするか、クリックでメニューを開いて[Bluetoothデバイスの追加]をクリックすればBluetooth設定画面が開くので、Bluetoothをオフにしたり、新たなデバイスを追加することができます。
Bluetooth5.0で快適ワイヤレス生活
ご覧いただいたように、ドングルを使うことでちょっと古いパソコンでも最新のBluetooth機器を使えるようになります。
イヤホンでいうと音質的には5.0になったからといって違いはないんですけど、利用範囲が4倍になるのは嬉しいですね。
スマホやノートPCの方は5.0対応じゃないんで恩恵は得られませんが、室内で音楽を聴きながら作業したりするとき、今回ドングルを装着したタワー型パソコンに接続しようと思います。
おまけ - 今回一緒に購入したイヤホン
手頃な価格なのに高音質で人気のSoundPeats製品、Force Proです。
Zwiftでの室内トレーニング時に使うことを想定して、防水機能も重視しました。