原稿の執筆にはMarkdown専用エディタTyporaを使っていますが、作成したマークダウン記法のテキストをグーテンベルクに貼り付けたらどうなるか簡単なテストをやってみました。
GutenbergとTyporaの相性はどうだ?
ふだんはTyporaで書いた原稿をクラシックエディタにコピー&ペーストしてから、Markdownだけではできない装飾を加えて公開しています。
自分のサイトだったら(今のところ)これで充分なんですが、珍しく(相当久しぶり)にWebサイトの作成を依頼されたこともあって、今後はグーテンベルクを使う機会も増えるだろうということで、Typoraとの相性を調べることにしました。
グーテンベルク自体はMarkdown記法に対応しているとすでにいろんなところでレポートされていますから、ポイントとしてはTyporaで書いた原稿がグーテンベルク上でそのまま使えるのか?、修正はどの程度必要かといったところです。
気になるのは単純にコピー&ペーストできるか
テストは単純です。
Typoraで書いた原稿をそのまますべて選択(【Ctrl】+【A】)してからコピー。
そしてWordPressの新規記事作成画面にいきなりペーストします。
小細工しなきゃ使えないようなら魅力半減。
これで、貼り付けた記事がどの程度再現されるか確認しました。
チェックに使用したのは、マークダウン記法で使う基本的な書式を並べただけのデータです(下の画像参照)
これをふつうにコピー&ペーストします。
数式以外はだいじょうぶ
編集画面へのペースト結果は次の画像のようになりました。
グーテンベルクは、段落や見出しをそれぞれブロックとして扱うということなので、Typoraで書いた原稿のいろんな要素がきちんと正しいブロックと認識されるかが気になるところでしたが、この結果を見る限りほとんど問題ありません。
次の画像は、ペーストしたドキュメントを、WordPressの標準テーマ"TwentyTwenty"を使ってプレビューしたところです。
見出し、段落、リストなど、ちゃんとそれぞれのブロックと認識されています。
ただし、数式だけは問題で、ペースト自体がされませんでした。
ふつうのブログ記事ならコピペするだけ
というわけで、もしグーテンベルクを使うことになっても、これまでどおりTyporaで書いてシンプルにコピー&ペーストで行けることがわかりました。
それにしてもグーテンベルクでの編集はブロック単位になりどうにもめんどくさいですね。
記事作成はこれまで以上にTyporaで完成させるようにします。