Windows10のタスクバーにファイルやフォルダーを開いたりWebページにアクセスする機能を追加することで、使い勝手を改善できます。
この記事の目次
タスクバーにアイテムを追加する
タスクバー上にツールバーを表示するには、タスクバーのなにもないところを右クリックしてコンテクストメニューから[ツールバー]を選択します。
[アドレス][リンク][デスクトップ]などの項目をクリックすると、それぞれのボタンがツールバー上に表示されます。
ツールバーが不要になったら、もういちどコンテクストメニューを開いてメニューアイテムを選択すると非表示となります。
タスクバーで利用できるツールバー
タスクバー上で利用できる各ツールバーについて紹介していきましょう。
デスクトップ
デスクトップ上のゴミ箱やPC、ネットワークなどのアイコンをメニュー化して表示します。
デスクトップに保存しているショートカットやファイルも表示されます。
デスクトップアイコンの数が多いときは、メニューのいちばん上といちばん下に現われる三角形のアイコンを使ってスクロールできます。
ゴミ箱内のファイルやPC内のドライブ、コントロールパネル項目などはサブメニューで表示されます。
リンク
インターネットエクスプローラのお気に入りに登録したアイテムをメニュー化します。
厳密に言うと[リンク]メニューに表示されるには、「お気に入り」フォルダーのすぐ下にある「リンク」フォルダーにショートカットを保存する必要があります。
インターネットエクスプローラ以外のブラウザに登録したお気に入りでも、「お気に入り」>「リンク」フォルダにコピーすることで[リンク]メニューに表示できます。
Edgeのお気に入りとは関係なし
「リンク」で使えるお気に入りは、あくまでInternet Explorerのものです。
Microsoft Edgeのお気に入りとはまったく関係がないので使えません。
次の画面はGoogle Chromeのブックマークマネージャーから「お気に入り」>「リンク」フォルダーに、ブックマークアイテムを登録したところです。
Webページ以外のドキュメントやアプリケーションでも、ショートカットを作成して「お気に入り」フォルダーに保存しておけば、[リンク]のメニューから開くことができます。
次の画面では、PDFファイルのショートカットを登録しています。
[リンク]メニューのアイテムを選択すると、ビューアーが起動してPDFファイルが表示されます。
アドレスバー
WebページのURLを入力することで、ブラウザを起動してWebページへアクセスします。
[∨]ボタンをクリックすると、過去に入力したURLの履歴が表示されます。
URLを入力して【Enter】キーを押すか[→]ボタンをクリックするとデフォルトブラウザが起動してWebページにアクセスします。
なお、このアドレスバーはURLの入力専用なのでキーワード検索はできません。
新規ツールバーにフォルダーを登録する
[新規ツールバー]コマンドを使って、フォルダーを登録できます。
[新規ツールバー]を実行してフォルダーを指定するたびに、タスクバー上にフォルダーのボタンが追加されます。
各ボタンには、それぞれ指定したフォルダーと同じ名前がつきます。
ツールバーのボタンについている[≫]をクリックすると、メニューがポップアップしてフォルダー内のファイルを一覧表示します。
いろんなカスタマイズのやり方を知っておこう
タスクバーにツールバーを追加することでファイルのオープンやアプリケーションを起動する手間が省けますが、一方ではタスク切り替えボタンの表示に使えるエリアが減ってしまうので要注意です。
そこで今回紹介したツールバーもすべて表示させる必要はなく、自分の好みや利用頻度に応じて使い分けましょう。
個人的な好みでいうと、アドレスバーはキーワード検索ができないので魅力がありません。
またリンクは、今となっては古くさいインターネットエクスプローラのお気に入りしか使えないのでこれもメリットを感じません。
Fukuzumiのばあいふだんはデスクトップアイコンを非表示化しているので、とっさにゴミ箱を開きたいときなんかにはデスクトップは使い途がありそうです。
新規タスクバーの登録は利用頻度の高いフォルダーをすぐ呼び出せるのでなかなか便利です。スタートメニューにピン留めするよりさらにダイレクトなのは便利ですね。
皆さんも自分の好みに応じたカスタマイズを追求してください。