クイックアクセスという特殊なフォルダーがあります。
最近使ったファイルだけが表示されるので便利なんですが、画像を扱っているときだけちょっと困ったことがあります。
それは、表示した画像から次の画像へ移動するボタンが使えないこと。
この不便を解消するための小技を紹介します。
便利なクイックアクセスのちょっとした罠
クイックアクセスはエクスプローラーのフォルダーツリーのなかで先頭にあり、すぐに使えるようになっています。
直前に保存したファイルや最近開いたファイルだけが実際の保存先に関係なく表示されているので、繰り返しファイルを開くときなんかに便利です。
ところがひとつだけ困ったことがあります。
ブログ記事を書いているとよくあるんですが、たとえば保存したばかりのスクリーンショットを確認していくとします。
保存先フォルダの正確なパスを覚えていなくても、クイックアクセスからカンタンに見つけられるので便利ですよね。
そしてクイックアックセスに表示されているサムネイルをダブルクリックするとフォトアプリが起動して画像を表示してくれます。
ところが、連続して保存した次のスクリーンショットを確認しようとしても、前後の画像へ移動するボタンが出てきません。
実はこれはクイックアクセスから直接画像を開いているときにだけ起きる現象です。
本来保存したフォルダから開いたときには起こりません。ちゃんと前後のフォルダへ移動するための"<"と">"のボタンが現われます。
そして、前後の画像へ移動できないから・・・とクイックアクセスでどんどんサムネイルをダブルクリックしていくと、やがてフォトアプリのウィンドウだらけになってしまいます。
[ファイルの場所を開く]コマンドを使おう
これはどうしようもないので、回避する方法はありません。
ただし、本来のフォルダから開けば問題ないのです。
そこでクイックアクセスフォルダから、本来のファイルが保存されているフォルダを開く方法があります。
クイックアクセスに表示されているサムネイルを右クリックして、コンテクストメニューから[ファイルの場所を開く]を実行します。
すると本来ファイルが保存されているフォルダに移動してくれます。
ここからサムネイルをダブルクリックすれば、フォトアプリの画面に移動用ボタンが表示され、ちゃんと前後の画像へ移動できます。
参考
アプリ上のボタンだけでなく、マウスのホイールを使っての移動もできます。
フォトウィンドウだらけにならないように
このように[ファイルの場所を開く]コマンドを知っているだけで、画像の確認がぐっとスマートにできるようになります。
もしこのコマンドを知らないでクイックアクセスから画像を開くと、前後の画像へ移動できないのでまたクイックアクセスに戻ってダブルクリックで画像を開く必要があります。
そうすると画像を開いた数だけフォトアプリのウィンドウが開くことになるので、あと片付けがめんどうです。
ぜひ[ファイルの場所を開く]を使って、本来のフォルダから画像を開くようにしましょう。
クイックアクセスから画像を表示するときのコツ
- クイックアクセスから画像を表示するとフォトアプリ上で前後の画像へ移動できない
- [ファイルの場所を開く]で本来のフォルダから開けば問題なし