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CCleanerでいらないファイルをカンタン削除

Windowsパソコンを使っているとだんだんと動作が遅くなってくるものです。

その主な原因は、パソコンを使っているうちに溜まってくるファイルにあります。

不要なファイルを削除することでまた動作が軽くなるだけでなく、HDやSSDの空き容量も増えるので定期的にいらないファイルをクリーンアップしてあげるといいでしょう。

今回は、そんなメンテナンスツールとして有名なCCleanerを紹介します。

CCleanerの公式サイト

パソコンが重くなる原因を一掃せよ

パソコンの中にはユーザーがインストールしたアプリケーションや作成した文書ファイル以外にいろんなファイルが溜まっていきます。

  • パソコンが処理をするとき一時的に作成するファイル

  • アップデートのためにダウンロードしたファイル

  • インターネットを閲覧したときの履歴

  • インターネットからダウンロードした一時ファイル

  • cookie(クッキー)

インターネットの履歴や一時ファイルはサイトへの再アクセスを便利にしたり表示速度をアップさせるのに役立ちます。cookieはユーザーIDやパスワードを覚えておいて入力の手間を省くほかにも、いろんな役割をしています。

これらはとても便利なものですが、どんどん溜まってくると結局はパソコンの動作を遅くする原因になってしまいます。

これらをひとつずつ探して消していくのはたいへんですが、CCleanerがあれば簡単な操作で一気にすべて消去してくれます。

またインターネットの履歴は、どんなサイトにアクセスしたかがわかるので、これを消去することでプライバシーの保護にも役立ちます。

CCleanerの機能

CCleanerには次の5つのタブがあります。

  • イージークリーン

  • 詳細クリーン

  • レジストリ

  • ツール

  • オプション

  • 更新

上の3つがクリーニング機能で、日常的にはイージークリーンを使っていればいいでしょう。詳細クリーンのほうは、ブラウザが保持している履歴や一時ファイルのほかに、Windowsのシステムやインストールされているアプリケーションごとに削除したいものを細かく指定できます。

ツールは補助的なメンテナンス機能、オプションでは表示言語の選択のほかcookieや不要ファイル/クリーニングから除外するファイルの管理などを行います。

更新はCCleaner自体のアップデート機能です。Pro版では自動でアップデートを行うこともできますが、フリー版では手動での確認とアップデートが必要です。

有料版と無料版

CCleanerには無料で使えるCCleaner Freeと有料版のCCleaner Proがあります。

基本的なクリーニング機能は共通ですが、Pro版では古くなっているアプリケーションのアップデートを促す機能やより高度なクリーニング機能、プライバシー保護機能を利用できます。

イージークリーンで消去してくれるデータ

CCleanerを起動するとまず表示されるのがイージークリーンの画面です(初期画面を詳細クリーンのほうに切り替えることもできます)。

CCleaner イージークリーン初期画面

起動したらまずスキャン開始

イージークリーンでは、パソコン内をスキャンして主要なWebブラウザのトラッキングファイル(cookie)とWindowsパソコン内の不要なファイルを消去します。

CCleaner イージースキャン結果

イージークリーンのスキャン結果

消去したくないものがあればチェックボックスをオフにすると除外できます。

CCleaner イージー除外設定

クリーニングしないブラウザを選べる

消去可能なWebブラウザ

  • Internet Exoplorer

  • Microsoft Edge

  • Google Chrome

  • Firefox

CCleaner イージー除外設定

クリーニングしないものを選べる

クリーニング対象のファイル

  • ゴミ箱

  • 一時システムファイル

  • インターネット一時ファイル

  • 一時アプリケーションファイル

CCleaner イージー除外対象

ゴミ箱や一時ファイルも除外指定できる

より細かく設定できる詳細クリーン

詳細クリーンは削除したいファイル/残しておきたいファイルを種類ごとに選択できます。

設定に基づいて解析を行い、発見した対象ファイルを一覧表示したあとで消去を実行します。

初期設定の状態では、いろいろなメディアプレーヤーやペイント、ワードパッドなどのアクセサリ、Adobe Airなども削除対象に含まれているので、詳しくない方はムリに触らなくてもいいでしょう。

CCleaner 詳細クリーン

詳細クリーンのスキャン例

詳細クリーンの画面はさらに"Windows"と”アプリケーション"のタブに分かれています。

Windowsタブ

Microsoft純正のWebブラウザであるMicrosoft EdgeとInternet Explorerについて、一時ファイルや履歴、cookieなどの種別ごとに削除するかどうかを選べます。

そのほかにエクスプローラが生成したサムネイルキャッシュ、Windowsシステムのゴミ箱や一時ファイル、ログファイル、イベントログなどもクリーニングできます。

アプリケーションタブ

Microsoft製ではない主要WebブラウザのうちMozilla FirefoxとGoogle Chromeの一時ファイルや履歴はこちらで選択します。

そのほかにWindowsストアからダウンロードしたアプリ、マルチメディア関係のプレーヤー、Windows自身のアクセサリなども選択できます。

不要なレジストリ項目の消去

レジストリに記録されている情報をスキャンして問題があるものを削除してくれます。

スキャン対象に含めるレジストリ項目を指定できるほか、スキャン結果のリストにもチェックボックスがついていて、見つかった問題点の中からも削除から除外するものを指定できます。

CCleaner レジストリ

レジストリのスキャン例

また、スキャン結果の項目を右クリックすることで除外リストに登録が可能です。除外リストに登録しておけば次からスキャンそのものから除外してくれます。

Windows XPの頃までに比べるとレジストリクリーンアップの必要性は薄くなったといわれていますが、レジストリの残骸が原因でトラブルを起こす可能性もあります。パソコンの動作になにか問題があったときはクリーンアップしてみるのもいいでしょう。

その他のメンテナンスツール

ツールタブにはいろいろなメンテナンスツールが用意されているので、パフォーマンスの改善やトラブル解消に役立ちます。

  • アプリケーションのアンインストール

  • スタートアップ項目の無効化

  • タスクスケジュールの無効化

  • Windowsサービスの無効化

  • ブラウザプラグインの無効化

  • ファイルの種類ごとにディスク占有量を表示

  • 重複しているファイルの検出

  • 復元ポイントの管理(削除)

  • ドライブ/空きスペースの削除

CCleaner インストール情報

アプリケーションのアンインストール

CCleaner スタートアップ項目

スタートアップ項目の管理

CCleaner ブラウザプラグイン

ブラウザプラグインの管理

CCleaner ディスク解析

ファイル種別ごとの占有量を解析

CCleaner 重複ファイル

重複しているファイルを見つけ出す

CCleaner システムの復元

Windowsの復元ポイントを管理する

CCleaner ドライブワイパー

ドライブ全体や空き領域を消去できる

定期的なクリーニングで快適環境を保とう

Webサイトの表示がやけに重たいと感じたときに、CCleanerでクリーニングを掛けたら一気に動作が軽快になったことがあります。

またインターネットの履歴や、ブラウザに保存されたパスワードを盗み見されるとプライバシー情報の漏洩にもなりますし、不要なファイルを削除することでドライブの空き容量も確保できます。

快適な動作と安全性向上のために、ぜひCCleanerを活用して定期的にクリーニングを行ってください。

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