Windowsを使いこなすときに覚えておきたい、キーボードショートカットを紹介します。
いちど覚えてしまえば、メニューやツールバーを使わずに操作できるので便利です。
お薦めのキーボードショートカット
切り取り、コピー、貼り付け
真っ先に覚えたいショートカットといえばやはりこれでしょう。
データの切り取り、コピーと貼り付けはパソコンの中でも特に使う機会が多い機能です。
キーが並んでいることもあって、覚えやすいのも特徴です。
コピー 【Ctrl】+【C】
切り取り 【Ctrl】+【X】
貼り付け 【Ctrl】+【V】
クリップボード履歴
Windows10のアップデートで新しく使えるようになったのがクリップボード履歴です。
ふつうのクリップボードだとデータをひとつしか保存しておけませんが、クリップボード履歴を使うといくつものデータを保存しておけるので、ちょっと前にコピーしたデータをまた貼り付けしたいというとき、コピーからやり直す必要はありません。
クリップボード履歴 【Win】+【V】
エクスプローラ起動
ファイルを探したり削除やコピーするときに使うエクスプローラをワンタッチで起動するキーボードショートカット。
テキスト編集中などに、いちいちマウスに持ち替えてスタートメニューやタスクバーを操作しなくてもすみます。
エクスプローラ起動 【Win】+【E】
元に戻す/やり直す
実行したコマンドが間違っていたので前の状態に戻したいというとき使うのが[元に戻す]、元に戻したけれどやはりもういちどやり直したいときに使うのが[やり直す]です。
元に戻す 【Ctrl】+【Z】
やり直す 【Ctrl】+【Y】
繰り返す
アプリケーションによっては[くり返す]というコマンドが使えるものがあります。名前の通り、直前に実行したコマンドをもういちど実行します。
繰り返す 【Ctrl】+【Shift】+【Y】
取り消す
なにかのコマンドを実行しようとしたけれど中断したいとき、たとえばなにも実行せずにダイアログボックスを閉じるようなときに使います。
また、日本語入力の変換を取り消すような場合にも使えます。
取り消す 【Esc】
Windowsの設定を開く
Windowsの設定画面を開きます。パソコン全体の設定やユーザーアカウントの管理、ネットワーク接続の設定、使用する言語やキーボードに関する設定など、Windowsの重要な設定の入り口となる画面です。
Windowsの設定を開く 【Win】+【I】
デスクトップを表示する
画面上に開いているウィンドウを一時的に隠して、デスクトップそのものだけが表示される状態にします。デスクトップに置いてあるショートカットからアプリケーションを起動したり、ファイルを開いたりするときに便利なショートカットです。元の状態に戻したいときは、もういちど同じキーを押します。
デスクトップを表示する 【Win】+【D】
パソコンをロックする/ユーザーを切り替える
パソコンをユーザーログオン画面に切り替えます。ユーザーを選択しパスワードを入力する必要があるので、急に席を離れるときなどにすばやく切り替えることでプライバシーを守ったり重要な情報を保護するのに役立ちます。
パソコンをロックする 【Win】+【L】
タスクを切り替える
起動しているウィンドウのサムネイルを表示し切り替えます。ウィンドウを行き来しながら作業するようなときに便利です。
タスクをサムネイル一覧から選択する 【Alt】+【TAB】
また、サムネイルを表示せずにタスクだけを順番に切り替えることもできます。
タスクを順番に切り替える 【Alt】+【Esc】
タスクビューを開く
単なるタスクの切り替えだけでなく、過去に使ったタスクの履歴を遡って選択できます。また仮想デスクトップの追加や切り替えも可能です。
タスクビューを開く 【Win】+【Tab】
ショートカットを使えばパソコン操作がぐっとスピードアップ
ほかにもまだまだたくさんのショートカットがありますが、まずはここにあげた16個あたりから覚えていくといいでしょう。
キーボードショートカットが使えるとスタートメニューを開いたり、アイコンを探すといった手間がなくなるので、作業がスピードアップします。
逆にいえば、メニュー操作がだんだん煩わしくなってきて、ショートカットで操作したいと思うようになったら、脱初心者といっていいでしょう。