ドライバーと呼ばれるプログラムがたくさん使われています。
Windows本体やアプリケーションと同様に、ドライバーもときどきアップデートされていますが、なかなか気付きません。
それに、バージョンアップされていることがわかっても、実際にドライバーを入手してアップデートするのはめんどうです。
そんなときはドライバーをまとめてアップデートするツールがあると便利です。
古いドライバーはトラブルのもと
最近はドライバーになじみのないパソコンユーザーも増えてきたかもしれません。
昔はプリンターのような周辺機器を購入するとドライバーのためのフロッピーディスクやCD-ROMが付属し、これをインストールしないと使えなかったので誰もが否応なくドライバーの存在を認識していました。
しかし、仮に周辺機器をまったく使わないとしてもパソコン内部にはたくさんのドライバーが最初から組み込まれ、これらも随時アップデートされています。
アップデートの理由はいろいろで、処理能力の向上(スピードアップ)だったり、安定性・信頼性、安全性の向上などが主です。
なかでも重要なのが安全性の向上で、古いバージョンのドライバーを使い続けるとそれだけ外部からの攻撃に対して脆くなります。
ドライバーはできるだけ最新のものを使うように心がけましょう。
インテル提供の純正ドライバーアップデートツール
とはいっても、アップデート自体いつ行なわれるかわからないし、アップデートの方法もわからないという人は多いはず。
そんな方にお奨めなのが、今回紹介するインテル ドライバー&サポートアシスタントです。
インテルはCPUをはじめ、パソコンの中核になるパーツを多数提供しており、その分ドライバーもたくさん使われています。
それをまとめてアップデートしてくれるので、常に最高の信頼性、安全性を保つことができます。操作は簡単だし、嬉しいことに無料なので余計なコストもかかりません。
周辺機器はあまり使わず、パソコン本体だけ利用している人ならこれで充分でしょう。
まずはインストーラーを入手
インテル ドライバー&サポートアシスタントはそれ自体プログラムなので、まずはパソコンにインストールする必要があります。
Web検索で「インテル ドライバー&サポートアシスタント」とタイプ入力して検索結果へアクセスします。
[今すぐダウンロード]をクリックして、インストーラーを入手しましょう。
ダウンロードしたファイルをそのまま実行します。
使用許諾画面が現れるので、「使用許諾に同意します」をチェックして、[インストール]をクリック。
続いてデータ収集に関する説明が現れるので、同意する場合も同意しないときも、それぞれどちらかのボタンをクリックします。
ユーザーアカウント制御画面が現れたら[はい]をクリック。
インストールが始まるのでしばらく待ち、完了したら[起動]をクリックします。
最新ドライバーへアップデートする
するとブラウザが開いてPC内をスキャンを開始。
しばらくするとドライバーの状態を表示します。
更新可能なドライバーの一覧が表示され、一括でダウンロードすることも個別でのダウンロード可能。
ダウンロードが終わるとボタンが[インストール]に切り替わるので、クリックでインストール(アップデート)します。
実際のアップデート画面は、ドライバーごとに異なるので、それぞれのドライバーに応じて操作してください。
アップデートが終了すると、インストール履歴が表示されます。
このとき再度システム全体をスキャンする場合があり、しばらく時間がかかります。
完了するまで少し待ちましょう。
また、ブラウザの画面をスクロールしていくと、PCに関する情報(搭載CPUやメモリ容量など)、使用しているドライバーの一覧などが表示されます。
ドライバー名をクリックすると、ドライバーの詳細情報を確認できます。
システムトレイから実行する
インテル ドライバー&サポートアシスタントをいちどインストールすると、以後はWindowsのシステムトレイに常駐します。
トレイアイコンをダブルクリックするか、右クリックでコンテクストメニューを開き[新しいドライバーの確認]を実行すれば、ドライバーの状態を確認できます。
最新のドライバーが配布されていないかときどきチェックするように心がけてください。