パソコン

キャンペーン特価でHPのパフォーマンスノートPCをゲット

サブ機として使っているHP Pavillionの動作がだいぶ遅くなってきたので新しいノートパソコンを導入しました。

手頃なスペックで魅力的なモデルがちょうどキャンペーン中ということで、日本HPの ENVY x360 13-bfに決定。13.3型ディスプレイで、テンキーレスのコンパクトモデル。タッチスクリーン搭載で、ディスプレイを反対側に折り畳めば、タブレット風にも使えます。

 

写真はHPオンラインショップから借用。

HP ENVY X360 13-bf

 

いきなり余談 - iPadも検討したけれど

実は、今回の購入にあたってノートPCではなく、iPadも候補として検討しました。

最近、ギター関係のツールをiOSアプリに統一しようと考えているところで、(それ以外の作業をする)Windows 系PCはタワー型一台で充分かなとも考えたんですが、当サイトでWindowsの情報をより深く掘り下げていくためにもやはりもう一台必要と判断。

 

特に重視したのが、次の2点です。

  1. OBS StudioにはiOS版がない

  2. ファームウェアアップデート用にPCまたはMacが必須

 

モバイル系PCとして、近年個人的に重要度が増しているのがイベント会場など外部でのライブ配信用途。インターネット環境のない野外のイベントでも、モバイルルーターとの組み合わせで配信を行なう機会が増えてきました。

 

そういう場面では、ビデオカメラを複数用意し、スイッチャーを使っての番組作りをやっています。

そこで欠かせないのが配信ソフトOBS Studioですが、残念ながら今のところiOS版はリリースされていません。

 

また、配信や音楽系も含め現在ではいろいろなデバイスでファームウェアのアップデートが行なわれますが、そのアップデーターもWindowsかMac用のファイルとして提供されるのが一般的です。

 

こういった事情で、モバイル機器をiPadに切り替えるのはムリと判断しました。

 

欲しいのは可搬性と拡張性のバランス

これまで使ってきたノートPCは、HP Pavillionの15.6型でしたが、今回はより可搬性を重視して13.3型にしました。理由は前述のとおり出先での出張ライブ配信で、機材の軽量化、狭いテーブルでも設置しやすいといったメリットがあります。

 

実は先々代のノートPCもHPのPavillionで、HP製のパソコンはこれで3台連続で使っています。

特に先代のPavillionと今回のEnvyは外装の質感も高く、ルックスの点でも気に入っています。

HP Envy 13-bf 外観

 

なにより気に入ったのが、小型軽量モデルながら周辺機器を接続するためのポートが充実している点。

 

ライブ配信ではスイッチャー(Blackmagic ATEM Mini Pro)のほかに、モバイルルーターもUSBポートに接続しています。

モバイルルーターはふつうWi-Fi接続するところですが、配信のパフォーマンスをできるだけ落さないためと、PC側から電力を供給することでバッテリー切れの心配なく使えるという観点からできるだけUSB接続にしています。

 

またそのほかに、オーディオインターフェイスMIDIキーボード、動画編集の補助などで使ういわゆる左手デバイスを接続することも想定し、ポート数が充実しているものを選びました。

さすがにLAN用のRJ45ポートは搭載していませんが、幸い、これはオプションの追加でカバーできました。

 

パフォーマンスモデルがお得なキャンペーン価格で

x360 13-bfのCPUは基本的にインテル Core i5のようですが、上位機種としてCore i7-1250Uを搭載したモデルがあります。

今回(2023年6月初頭)のキャンペーンでは、RAM16GBにSSD 1TBを搭載したパフォーマンスモデルが14万4400円となっていました。

 

この特別キャンペーン価格はごく短期間だったようで、この記事を書いている現在(6月9日)、同等スペックモデルが16万9800円です。

 

HP ENVY 13-bf商品ページ

 

ちなみに、パフォーマンスモデルの希望小売価格は21万8000円ですから、現在のキャンペーン価格でもかなりお得ですが、6月初頭はさらにお買い得だったわけです。

 

ついでにいうと現在Core i5-1230U 搭載のスタンダードプラスモデルが14万4800円となっているので、そこを基準にすると同じ価格で1グレード上のモデルが手に入ったことになります。

 

23年5月にはすでに最新の13世代インテルCPUを搭載したモデルが登場しているので旧型機にはなりますが、そのおかげでお得に買えたようです。

 

同系統で最新型はこちらのPavillion Plus 14 ehでしょうか。ディスプレイが14型でポート数がさらに増えています。

ブランドがEnvyではなくPavillionなので見落としていましたが、Pavillionシリーズとしては初のフルメタルボディとのことで、ルックス的にはEnvyとあまり変わらないですね。

HPのロゴもプレミアムブランド専用のものになっています。

HP Pavillion Plus 14 eh

 

充実したポートで拡張性充分

Envy 13-bfのポートについて、公式サイトの商品写真を使って詳しく説明します。

 

まず本体右側面です。

9.と書かれているのがThunderbolt 4対応のUSB4ポート。Type-Cコネクタをふたつ搭載しています。

 

8.は、SuperSpeed USB のType-Aコネクタ。10Gbpsで、電源オフUSBチャージ機能対応です。

HP Envy 13b-f右サイド

 

実は、現物が届いてセットアップしているとき、このギミックに気づかず「あれ、Type-Aポートがない? 仕様をしっかり確認して買ったはずなのに?」と慌ててしまいました。(恥)

 

次に左サイドです。

10.はヘッドフォン出力とマイク入力が一体になったコンボポート。オンライン会議などでヘッドセットを接続するヤツです。

11.はmicroSDカードのスロット。GoProやオーディオレコーダーとのデータのやりとりには、これがあると助かります。

12.はSuper Speed USB Type-A 10Gbpsのポート。右側面にあるものと同じくハーフカバーで覆われています。

HP Envy 13b-f左サイド

これだけポートがあれば差し当たっての用途には困りません。

HP Envy 13-bfポート接続図

 

個人的には有線LAN接続用のRJ45ポートも欲しいところですが、小型で可搬性を重視したモデルだからこれは致し方ないでしょう。

 

・・・と思ったらオプションでトラベルUSB-Cマルチポートハブというのがありました。とはいうものの、オプション品として選択はできるのですが、なぜか公式サイトのアクセサリリストではとてもわかりにくいところにしか掲載されていません。

HP トラベル USB-Cマルチポートハブ

LAN用のRJ45に加えて、HDMI2.0やDisplayportも備え、7000円程度ということなので一緒に購入です。

SDカードが(ついでにmicroSDも)挿せるので、ドキュメントファイルは最初からそこに保存するようにしようかと思っています。

 

ちなみになぜ有線LANポートに拘るかというと、いずれYamahaのSyncroomを使ってオンラインセッションをやりたいから。

オンラインでの楽器演奏ではできるだけ高速回線で遅延を抑えたいわけで、オーディオインターフェイスの遅延にWi-Fiの遅延が加わるのはできるだけ避けたいということです。

 

なお、オーディオインターフェイスやカメラのキャプチャユニットは、このマルチポートハブに接続しても認識されません。

あくまでPC本体のUSBポートに直接つなぐ必要があります。

Envy 13-bfとマルチポートハブ

マルチポートハブを接続したところ。ハブにACアダプタを接続して給電できる。

 

 

また、USB-Cは給電専用ということなので、ACアダプターをこのハブのUSB-Cポートにつなぎ、さらにハブから出ているUSB-CケーブルをEnvy 13-bfにつないで使うことになります。

Envy 13-bf本体には、電源用のいわゆるACジャックがなく、ACアダプターに付属のケーブルもUSB-C端子です。

HP Envy 13-bf折りたたみ状態

Envy 13-bfとACアダプタ。ハブをつながないときはUSB端子から供給。

 

最新鋭を求めなければ満足度は高い

これまで使ってきたPavillionはプラスチック筐体ながらなかなか高級感のあるよい仕上げで、最初開梱したときはおおっと興奮したものでしたが、今回のEnvyはフルアルミボディでさらに一段上手です。

 

本体重量は1.33kgで超軽量というわけではなく、むしろほどよい重さとひんやりした手触りが堪りません。

強度もしっかり確保されていて、300kgfの圧力試験をクリアしているとか。

 

というわけで個人的には大満足なんですが、敢えてひとつ気になる点を挙げるとキートップの文字です。

日中は問題なく読めると思いますが、夜になると照明の条件によってはトップの文字が読めないことがありました。

これは、タイピングに慣れていない超初心者にはちょっと辛いかもしれません。

 

もっとも、軽くて小さいから照明の具合がいいところへ移動すればいいだけのことですけど。

あとタブレット風にタッチスクリーンで操作したりWebブラウズしかしないなら無視してかまいません。

Envy 13-bf タブレット風モード。

メーカーの人曰く「テントモード」。180度以上開くとキーボードがオフになる。

そうそう、モデル名にもなっている360度回転するディスプレイですが、180度以上開いたところで自動的にキーボードがオフになる仕様です。

タブレットスタイルで使うとき、キートップ面を下にして置いても変な文字が入力される心配はありません。

 

このへんは、動画で紹介されているのでチェックしてください。

 

あと、嬉しいのがスマートフォンと相互にデータを転送できるQuickDrop。もちろんワイヤレスです。

 

 

最後に残念なところを挙げると、まずディスプレイ表面がギラギラのグレアタイプだというところ。できたら反射を抑えたノングレアタイプがよかった。

高級感を狙った仕様だらしょうがないですかね。

 

あともうひとつ、できたら英語キーボードが選べるともっとよかった。

これはWindowsの設定でカバーできますけど。

 

すでに13世代CPUを搭載した新製品が出てきているので、今後さらに安くなるのか気になるところですが、(Pavillion Plusではない)直接の後継機と入れ替わりでフェードアウトしていく可能性も高そうです。

 

気になる方は早めにチェックしてください。

-パソコン