急いでいたので、Amazonのレビューだけを参考に購入してみましたが、組み立て終わった時点ではなかなか好印象だったので、さっそく紹介します。
この記事の目次
Amazonの好評価ゲーミングチェア
今回購入した商品、AmazonではGTPLAYERというブランド名のLR002-GRAYという名前で販売されています。
商品説明によるといわゆるゲーミングチェアというヤツですがメーカー?代理店?のサイトを見ても合致する商品がありません。
というかブランドの公式サイト()にアクセスすると、なぜかgtracing.co.jpにリダイレクトされてしまいます。
実際に届いた商品の第一印象はとても良好。
そもそもゲーミングチェアって、見た目が派手なのが嫌いなうえに、レザー調のものが多くて長時間座って作業するには蒸れそうなので眼中にありませんでした。
ところがこれはベロア調の落ち着いたトーンで、ユーザーレビューを見ても蒸れにくいという声があります。
標準小売価格3万円弱のところを、販売価格約1万7500円。さらに1000円のクーポン付ということで決断しました。
ちなみにこの記事を書いている今(実は届いた商品を組み立て終わったばかり)、Amazonを見ると価格は2万750円と値上がりしていますが、よくみるとクーポンが3000円になっているので、実売価格はさほど違いません。
部品はしっかりしてるようだ
届いた部品を開封してまずびっくりしたのが、必要なボルトやワッシャーなどの小物類がそれぞれ小分けされていたことです。
組み立て説明書も日本語のしっかりしたものが付いているので、ステップごとに必要なものだけ取り出していけば、部品がごちゃごちゃになって混乱する心配はありませんな。
ゲーミングチェアでは当たり前なのかもしれませんが、これまでおもにホームセンターのデスクチェアしか買ったことがなかったのでちょっとした驚きでした。
おまけによく見ると予備部品までついています。これは親切だね。
レッグアームの組み立て
説明書にしたがって5本足のスパイダーアームから組み立て開始。
最初、一瞬金属製かと思ったくらいしっかりした感触です。
取り付けの精度も高そうで、プラハンマーなどで軽く叩いてやらないときっちり差し込むことができません。
今回は手元にあった木のブロックで叩き込みました。
脚を差し込んだら、他の脚を取り付けて叩いたときに振動で抜けないようにボルトを軽くねじ込んでおくのが吉。
できあがったレッグにガスシリンダー(高さを調整するセンターシャフト)を挿入しますが、このとき中央部分にはアルミダイキャストと思われるスリーブが埋め込まれているのに気づきました。
これなら摩耗にも強そう。
リクライニング機構もがっちりしてるわ
続いて座面にガスシリンダーを装着するためのシリンダー固定台をボルト留め。
このとき固定台の内側にはめるボルトがやや回しにくかったのが、組み立て時唯一の欠点かなと思います。
回せないわけじゃないけど、締め込みやすいように6角レンチ(付属してます)の長い方で回そうとすると固定台の本体に当って邪魔。
ボルトの位置を外側にくるように設計変更してほしい。
写真に何枚も写っているシルバーのプレートはリクライニング機構の部分。コイルバネも系の太いのが付いていて、安心。
リクライニングの操作については後ほど説明します。
あと、座面裏の前端2ヶ所には、オットマンのシャフトを挿入するためのプラパーツをネジ留めして座面の組み立ては終了。
シートバックと小物の取り付け
シリンダー固定台を装着した座面を載せたら、シートバックと連結するプレートをボルト留めして、さらにシートバックを固定。
あとは可動式のアームレストをボルト留めし、ヘッドレスト(というかネックピロー)とランバーサポートをセット。
最後にオットマンのシャフトを座面裏のホルダーに突っ込めばできあがり。
オットマンの表裏を間違えると収納できないので、そこは要注意。
説明書にもあまり詳しく書かれていないが、そこはちょっと頭を働かせればすぐわかるのでたいした問題ではない。
最後に残った予備パーツは、ばらばらになるとめんどくさいが、さりとて捨てるには惜しいので、そのまま台紙ごとカットして保管することにしました。
座るも良し寝るも良し
できあがったチェアに座ってみると、なかなか快適。
座面はたっぷり厚みがあり、沈み込みはほとんどなし。
アームレストやシートバックの肌触りも上々です。
使っていくうちに擦れて汚くなるとは思うがそこはしょうがない。我慢。
アームレストは跳ね上げ式じゃないので、これに座ってギターを弾くのには向いてないがそんなことは考えてないので気にしない。
座面高の調整はまあ普通の椅子なので、リクライニングの方を説明しておきましょう。
リクライニングは無段階式で、シートバックに背中を預けて後ろへ倒れれば自然と後傾。
もしくはアームレストの先端に手を掛けて、肩を後ろに引くように押してもいい。
そしてカラダを起こせば、自然に起き上がって元に戻る。
ではリクライニングしたまま固定するにはどうやるかというと、後ろに倒れた姿勢で座面下の右側にあるロックレバーを下げてやる。
これでシートバックは固定。オットマンを引き出してやれば、快適リラクシングタイム。
シートバックを起こしたいときは、下げておいたロックレバーを元の位置に上げれば標準状態に戻るので、角度は自由に調整できるという仕組みだ。
レバーを下げた状態だと手がやや届きにくく、まっすぐ座った姿勢での操作は難しい。カラダを倒して手を伸ばしてやる必要がある。
ここの作動角がもう少し小さくなってくれると嬉しいかな。
ちなみにデフォルト時のシートバックはかなり起き上がった感じ。
かといって、少しでも体重を預けるとどんどん倒れていくので、普段でも自分好みの角度までリクライニングしたところでロックしておくのがいいと思った。
アームレストはリンク部分が可動式。シートバックの角度に合わせて勝手に動いてくれるのでいちいち調整の必要はなし。
第一印象は良し、お買い得だった
ライティングに限らず昔からほぼ一日中PCに向かって椅子に座っている生活が続いているが、正直言って腰を痛めるとか感じたことがないので、椅子には拘ってこなかった。
なので、他の製品との比較はできないんだが、今回買ったこの椅子、少なくともファーストルックの段階ではかなり当たりではないかと思う。
休憩するときや音楽を聴くときもこの椅子から離れられず、却ってデスクの前から動かなくなるのではという心配もあるんだけどね。
ただ、ひとつ言っておくと、決してラグジュアリーな、「いちど座ったら立ちたくなくなる」ようなものではない(むしろ座ったところからすっと立てる。作業用チェアとしてはこれはこれで良いですな)。
というわけで、いってみれば「実用的な作業用チェアだが無骨ではない」といったところかな。これは善し悪しの評価ではなく、あくまで商品のポジショニングの話。
一方、プロダクトとしては樹脂部品の質感の良さ(高級感とかではないよ)、組み立て順に仕分けられた付属品など高評価だ。長く使えるといいな。