周辺機器

Prozor 3×1 HDMIセレクタの接続例を紹介

プレゼンテーション用に購入したHDMI切り替え器とHDMI-VGA変換アダプタの概要と接続方法を写真を中心に紹介します。

購入までの経緯や基本的なスペックについては関連記事のほうをご覧ください。

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HDMIセレクタのパッケージ内容

まずはProzor 3X1 HDMIセレクタのパッケージ内容です。

ケーブル類は実際には、白いプラスチックトレーの下に梱包されています。

  • HDMIセレクタ本体
  • リモコン
  • HDMIケーブル
  • 給電用USBケーブル
  • オーディオ分離出力用ケーブル(3.5mmステレオプラグ>RCAピンジャック)

Prozor 3x1 HDMIセレクタと付属品

 

外見と接続例を紹介

本体は平べったい矩形。左側面に入力用のHDMIポートが3つ並びます。

正面のスイッチとインディケーター類

正面には入力切り替えスイッチ(いちばん右のボタン)、インディケーターは左から、出力、入力1、入力2、入力3、電源の5つ。左の赤い部分は赤外線リモコンの受光部です。Amazonの商品写真を見ると一見点灯しそうな雰囲気ですが、実際には光りません。

 

Prozer 3×1 HDMIセレクタ 接続例

 

右側面はアウトプット系

Prozer 3X1 HDMIセレクタ右側面

右側面です。

いちばん左は、給電用のmicroUSB端子。その右はオーディオ分離出力用のΦ3.5mmステレオミニジャック。中央がHDMI出力ポート。

いちばん右はオーディオの光出力用のS/PDIF端子(Toslink)です。

 

オーディオ分離出力ケーブル

Prozor 3x1 HDMIセレクタとオーディオ分離ケーブル

付属のオーディオ分離出力を使って、ホームシアターなどに音を出すことができます。

分離用のケーブルは長くないので、ステレオピンジャック付きのケーブル(オス-オス)を使ってAV機器と接続します。

今回はVGA入力端子しかないプロジェクターへの接続を想定していますが、付属のこのケーブルだけではもちろんプロジェクターに接続できません(プロジェクターのオーディオ入力端子も当然メスなので)。RCAオス-オスまたは、3.5mmステレオミニプラグ(オス-オス)の延長ケーブルが必要です。

ホームAV用としては、そのほかにToslink端子を使ったS/PDIF接続もできます。

 

HDMI-VGA変換アダプタとの接続

別途購入したHDMI-VGA変換アダプタを接続します。

HDMI-VGA変換アダプタ

変換アダプタはHDMIオス端子とVGAメス(D-Sub15ピン)端子です。

HDMI切り替え器の出力ポートに変換アダプタのHDMI端子を直接挿入します(切り替え器に付属のHDMIケーブルは使いません)。

HDMI-VGA変換アダプタ端子

VGA変換アダプタの出力側端子はD-Sub15ピンメスなので、そのままプロジェクターにつなぐことはできません。

プロジェクターとの接続には、別途ディスプレイ接続のケーブル(D-Sub15ピンオス-オス)が必要です。

昔使っていたCRTディスプレイ用ケーブルが余っていたのでつないでみました。太くて長いので持ち運び用にはあまり向きません。

HDMI-VGA変換アダプタとディスプレイケーブル

変換アダプタのVGAメス端子にディスプレイケーブルを接続します。

 

すべて接続した状態

切り替え器とVGA変換アダプタの接続例

入力3ポート、出力1ポートにVGA変換アダプタとディスプレイ接続ケーブル、給電用USBケーブル、オーディオ分離出力ケーブルのフルセットを接続した状態。

切り替え器や変換アダプタそのものはコンパクトですが、プレゼン用にケーブル類すべてや給電用のモバイルバッテリまでを持ち運ぶとなると、かなりかさばります。

 

HDMIセレクタの使用感

切り替え速度はまずまず

入力信号の切り替えはそこそこ速い方だと思います。正確な測定はしていませんが、感覚的にはブラックアウトの時間は1秒ちょっとというところでしょうか。3~4秒もブラックアウトで待たされることはありません。

実はピクチャーinピクチャーができる=常に入力信号が入っているのだから瞬時に切り替えてくれるのではと期待していましたが、そこまで速くはありませんでした。とはいってもイライラするほど待たされるわけでもないので、個人的には及第点です。

 

ピクチャーinピクチャーのサイズが小さい

ピクチャーinピクチャー(PiP)は、現在選択中のポート以外からの信号を小さい画面に表示する機能です。ポート1の信号を出力している場合、自動的にポート2とポート3が小さい画面に表示され、セレクタを切り替えるたびにサブ画面の内容も変わります。

ピクチャーinピクチャーを使用するための設定は特になく、リモコンのPIPボタンを押せばすぐ表示できます。

サブ画面をTVの「ワイプ」のように使えるのでは、と密かに期待していましたが、実際には小さすぎて内容がよく分かりません。あくまで入力信号が来ているかどうかの確認用というところです。

 

リモコン

リモコンの切り替えボタンは3角形に並んでいて正直なところ見た目は間抜けですが、押し間違いしにくいという点では優れたデザインなのでしょう。

PIPモードに切り替えるボタンのほかに、サブ入力を選択するSELボタンと決定用のEnterボタンがあります。

そのほかにオーディオの2chと5.1chを切り替えるボタンやTVボタンがありますが、私の用途はプレゼンテーションなのでこれらを使うことはないと思います。TVボタンは、テレビが対応しているモードに合せて2.0または5.1chを選択するボタンのようです。

 

動作は問題なし、あとは使いこなし

まだ接続テストを行った段階ですが、動作のほうは問題なく確実に使えそうです。

HDMIセレクタといえばゲーム機の切り替えやホームシアターなどで日常的に使う人が多いと思いますが、私の場合はプレゼンテーションでのプロジェクター接続用なので使用頻度もそれほど高くないため、あまり検証はできないかもしれません。

セレクタ本体はコンパクトだし、リモコン受光部を内蔵した一体型、さらにACアダプタを使わない(USB給電)なので、当初の狙い通り持ち運んでの使用には向いていると思います。ただし、必要なケーブル類まで含めるとやはりかなりかさばってしまうので、荷物をコンパクトにしたい人にとってはかなり悩ましいところでしょう。

プレゼンテーションのスタイルによってはバッチリ合う機材だと思うので、ケーブル類の持ち運び方法を考えながら使いこなしていきたいと思います。

実際に持ち運んで利用する場合は、会場の担当者にあらかじめ設備と備品をよく確認してできるだけ荷物を減らした方がいいでしょう。

 

 

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