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Spider V Remoteでプリセットを並べ替える

Line6のギターアンプ Spider Vシリーズの音作りを行うアプリケーション、Spider V Remoteの基本的な使い方がわかってきたので、デフォルトプリセットのボタン割り当てを変更してみました。

 

いらないポジションを探す

Spider V30以上の機種では、アンプ上のダイヤルですべてのプリセットを呼び出せるようですが、ローエンド機のV20 MkIIでは、16ポジションのダイヤルしかありません。

Spider V20 Mk2 プリセットエンコーダー

プリセットは16ポジション

 

好みのプリセットを本体ダイヤルだけで(アプリを使わずに)選べるように、Spider V Remoto上のプリセットリストを並べ替えることにしました。

まずファクトリーセットのプリセット16種を聴いて、これはいらないなぁというのを探して、そのポジションに好みのプリセットを持ってきます。

16種のうち、これはそのまま使えるなと思ったのは次の4つ。

  • Accoustic
  • Clean1
  • Crunch1
  • Crunch2

そのほかにBassというのがあるので、とりあえずこれも残すとして、あとの11個は置き換えてもいいかな、と。

 

プリセットから好みの音を探す

16ポジション以外の音は、Spider V Remote上で選択して聴かないとわからない。

これがローエンド機、V20 MkIIの悲しいところ。

数が多すぎてじっくりチェックしている閑もないんで、ささっと"斜め聴き"していいなと思ったのが、Brit Plexi45。アンプの設定を見ると、'1965 Plexi 45"となってます。

よくわからないんで調べてみたらマーシャルの初期のモデルみたいです。

Spider V Remote Brit1 Plexi45設定

Brit Plexi 45のパラメーター

クラシックロック一辺倒のおっちゃんなんで、妥当なチョイスでありましょう。

 

あと、Clean1にセットされている音にちょっと厚みが欲しいなと思ったんで、F社のBassmanを元にしたのがないか探してみたけどどうも見当たらない。

ということで、カスタムプリセットのUser1を使って、Bassmanを使ったセットを登録することにしました。

アンプの素の状態から音を作ってみるテスト用。

Spider V Remote User1設定

F社のBassmanタイプをユーザー設定1に登録

 

リストの並べ替えでポジション割り当て

このふたつをSpider V Remoteのリスト上で並べ替えます。

User1はもともとClean2があった<01D>のポジションに、Brit1は同様にChime2があった<02B>のポジションに入れることにします。

 

書き換えは簡単で、選択したものをドラッグで新しいポジションへドロップするだけ。

保存などの操作は特に必要なく、そのまま書き換えられます。

これでいちいちPCやモバイル端末をつながなくても、アンプ上のダイヤルをClean2のポジションにセットすればUser1、Chime2の位置ならBrit Plexi 45が選べるようになります。

Spider V Remote プリセットの並べ替え

リストの並べ替えが終わったところ

 

ダイヤル上に欠かれているラベル文字と実際に使用するプリセットが違うので、どこになにを入れたかちゃんと覚えていないといけません。

V30 以上のモデルだと液晶ディスプレイに表示されるんで簡単なんですけど、まぁ我慢しましょう。

これで、いちばん使いそうな音をプリセットダイヤルのClean1~Chime2にまとめることができました。

Clean1(メーカープリセット)とUser1がフェンダー系アンプ。

 

Spider V Remote Clean1設定

プリセットのClean1。Twin Reverbがモデル

 

Spider V Remote User1設定

ユーザー設定1に登録したBassmanタイプ

 

 

Chime1(メーカープリセット)がブリティッシュタイプ(Class A-30 Top BoostとなってるのでVOX AC-30がモデル?)でChime2はBrit Plexi 45。

Spider V Remote Chime1設定

Chime1は Vox AC-30タイプ?

 

Spider V Remote Brit1 Plexi45設定

初期マーシャルタイプ?のBrit Plexi 45

 

Crunch1とCrunch2はともにメーカープリセットのまま。 1のほうが1968 Plexi Jump Lead、2は1968 Plexi Variac'dとなってます。これはどっちも元のモデルがよくわかってない。

Spider V Remote Crunch1

Crunch1はWoodStockというネーミング

 

Spider V Remote Crunch2設定

Crunch2のサブネームは”Pasadena”

 

 

全体的にいうとフェンダー系のふたつは、ゲインをかなり(3時~フルぐらい)に上げてやらないとパンチが足りない感じがします。

逆にいうとゲインを上げてもそこまでひどくは歪まない。

これがFukuzumi的にはいい塩梅です。

フェンダー系に比べると、A-30 Top BoostやBrit Plexi 45はゲインをあまり上げなくてもけっこう力強い。これはこれで良き、です。

 

デジタルならではのややこしさ

プリセットダイヤルをいじっていてわかったことですが、パラメーターのグラフのいちばん下にVolumeというのがあります。

これが、アンプ本体のボリュームつまみと連動していて、音量を調整しているわけですが、ここにちょっと落とし穴があります。

 

 

ボリュームつまみがどんな位置にあっても、プリセットを切り替えるとそのセットに登録されたデフォルトの音量になるようです。

なので、セッティングを比較するときなどは、あるプリセットで弾いたあと別のプリセットに切り替えると音量にものすごく差を感じることがあります。

急に音量が小さくなって、パラメーターのいじり方を間違えたのかそれとも、ファームウェアにバグでもあるのかと思うほどでした。

 

ボリュームダイヤルの物理的な位置と実際に出てくる音量がリニアに対応していないというか、プリセットごとに大きく変わる感じですね。

どうもこれは、アンプ本体のボリュームつまみをいじってやれば解消されるようですが、まだいまいちなじめていません。

 

追加 良いサンプル発見!

動画をあさっていたら、いいのを見つけました。

Josh SmithというギタリストがSpider V Mk IIでブルースをプレイしています。

 

そしてちゃんと、プリセットリストに収録されてます!!

<27A>と<27B>です。

Spider V プリセット JS Clean

Josh Smithのプリセット JS Clean

Spider V プリセット JS lead

Josh Smithのプリセット JS Lead

 

Spider Vは使っていないけど、この動画で聴ける音もいいですね。
なんといってもテレキャスターで出しているのが嬉しい。

なんとか近づけたいもんです。

 

 

 

LINE6 / Spider V 60 MkII 60Wギターアンプ + RELAY G10T ワイヤレストランスミッターセット
Line 6

 

 

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