今回は、システムトレイからカレンダーを表示する方法と通知センターについて紹介します。
この記事の目次
Windows10でのカレンダー表示
Windows10では、カレンダーを確認したいときシステムトレイの時刻表示部分をクリックすると月間カレンダーが表示されていました。
ところが、Windows11ではこのあたりが通知機能に再編されたので、使い勝手がちょっとだけ変っています。
Win11のカレンダー表示は2ステップに
まず、表示部分が2段になり、時刻の下に日付が表示されるようになりました。
そして、これをクリックすると、いろんな通知が現れます。
つまり、カレンダーではなく最新情報を集約するようになっているわけです。
そしてよく見ると、通知の下には独立したパネルとして日付が表示されています。
さらにそこから日付表示の横にある[∧]ボタンをクリックすると、カレンダーが現れるというしくみです。
カレンダーは折り畳み式
このようにカレンダーは折り畳み式なので、必要があれば展開し、不要なら(日付の確認だけでよければ)折りたたんでおくことができます。
とはいっても、ふだんからシステムトレイに日付と時刻を表示しているんだから、どういう意味があるのかは不明です。
ちなみに、システムトレイの日付/時刻部分をマウスでポイントしたときも、チップヘルプで日付が表示されます。
なお、いちどカレンダーを展開すると、次に呼び出すときにはカレンダーが開いた状態で現れるようです。
カレンダーをよく見る人は開いたままにしておくといいでしょう。
通知を隠す
カレンダーの上にある通知センターパネルはかなりの面積を占めるのでじゃまですね。
これは[すべてクリア]ボタンをクリックすると消すことができます。
ただし、通知の中身だけではなく、パネル(通知センター)自体が消えてしまいます。
次に通知が来たときに自動的に表示してくれるのかどうかまったくわかりませんし、システムトレイから再び通知パネルを呼び出す方法も見当たりません。
どうやら、なんらかの通知があったときには自動的に表示され、まったく表示されなければ何も通知がない状態ということのようですが、やや不安になる仕様ではあります。
通知の基本設定
システムトレイのクロック/カレンダー部を右クリックすると、メニューがポップアップして日時の指定と通知に関する設定ができます。
このうち、日付と時刻に関してはいまどき自動設定なので触る必要はまったくありません。
一方、通知のほうはWindowsシステムやアプリケーションからの情報を表示するかどうかを選択できます。
通知不要なものがあったら、スライドスイッチ部分をクリックしてオフにしておきましょう。
通知設定の細かいカスタマイズ
通知のリストにある各アイテムをクリックすると、それぞれの通知方法をより細かく設定できます。
通知バナーを表示する方法と通知センターに表示する方法があり、それぞれ個別にオン/オフできるので好みに応じて選択してください。
そのほかには、「ロック画面で通知を受け取ったときに内容を表示しない」、「通知が届いたら音を鳴らす」、「通知センターの通知の優先度」という設定があります。
初期状態では「通知が届いたら音を鳴らす」がオン、「通知センターの通知の優先度」は標準になっています。
集中モード
通知設定のなかには集中モードというオプションがあり、通知を受ける内容や時間帯などをカスタマイズできます。
これについては、別の記事で改めて紹介します。
集中モードがオンになっているばあい、システムトレイのクロック表示の右側に三日月型のアイコンが現れます。