そんなときに、開いているウィンドウをひとつずつ最小化していませんか?
もっとカンタンに、一気にデスクトップにアクセスする方法がありますよ。
このワザを知っておけば、もうよけいな手間はいりません。
この記事の目次
ウィンドウを一時的に隠してデスクトップ作業
ウィンドウを一時的に隠してデスクトップにアクセスするには3つの方法があります。
ひとつはマウスで操作する方法、もうひとつはメニューコマンドを使う方法、あとひとつはキーボードショートカットを使う方法です。
ただし、これらは厳密には同じではなく、マウス操作とその他ふたつでは少しだけ違いがあります。
図01
デスクトップのプレビュー
デスクトップのプレビューは、マウス操作でウィンドウを透明化してデスクトップを表示する方法です。
プレビュー表示にすると、ウィンドウの枠の部分だけ残して中身は透明化します。
複数のウィンドウが開いているときも、一気にすべて透明化します。
デスクトップのプレビューを行うには、タスクバーの右端にある細い線の部分よりもさらに右側にある[デスクトップの表示]ボタンをマウスでポイントします。
この操作はあくまでプレビュー、つまりデスクトップの状態を表示するだけで、アイコンの操作はできません。
マウスを動かしてポインタが[デスクトップの表示]ボタンから離れると、透明化が終了して元に戻ります。
[デスクトップの表示]を実行する
プレビューではなく、実際にデスクトップにアクセスしたければ[デスクトップ表示]ボタンをクリックします。
これだと、ウィンドウは透明化ではなく非表示化されるので、デスクトップアイコンをクリックしてフォルダを開いたりアプリケーションを起動したりできます。
元に戻してウィンドウを表示させるには、もういちど[デスクトップの表示]ボタンをクリックします。
ショートカットでウィンドウを隠す
[デスクトップの表示]は、個人的にはあまり意味がないかなぁと思います。
ひとつは、シースルー化しただけではなにも操作ができないから。
もうひとつは表示するにしろ、元に戻すにしろ画面の隅っこの小さいボタンを操作しなければならないから、です。
そこで個人的には、もうひとつのキーボードショートカットの方をお奨めします。
キーボードショートカットを使うと、シースルー状態はなく、一気にウィンドウが非表示化されます。
ウィンドウを隠してデスクトップを表示するには
【Windows】キーを押しながら【D】キーを押します。
もういちどウィンドウを表示させるときも同じく【Win】+【D】キーを押します。
メニューコマンドを使う方法
キーボードショートカットに不慣れな方、キー操作が苦手な方はメニューから操作することもできます。
タスクバーのなにもないところを右クリックすると、ポップアップメニューの中に[デスクトップを表示]というコマンドがあります。
デスクトップ表示の状態でもういちど実行すると、こんどはメニューコマンドが[開いているウィンドウを表示]に変わっているので、実行すると再びウィンドウが現れます。
[デスクトップの表示]を無効化する
[デスクトップの表示]ボタンを使ったウィンドウのシースルー化だけでは、あまり実用性がありません。
そこでこの機能を無効化することもできます。
このとき無効化されるのはあくまでもウィンドウのシースルー化です。
ボタンをマウスでポイントしてもウィンドウは透明になりませんが、ボタンをクリックすればウィンドウは非表示化されます。
シースルーを無効化するには「タスクバーの設定」画面を開いて、「タスクバーの端にある「デスクトップの表示」ボタンにマウスカーソルを置いたときに、プレビューを使用してデスクトップをプレビューする」という長くてわかりにくい名前の設定をオフにします。
「タスクバーの設定」を開くには、タスクバーのなにも亡いところを右クリックして、コンテクストメニューから[タスクバーの設定]をクリックします。
そのほかに[スタート]メニューの[設定]からWindowsの設定画面を開いて、個人用設定>タスクバーと選択しても構いません。
小技を使ってムダな時間を削ろう
このワザさえ知っていれば、もうデスクトップに保存したファイルを開いたり、アプリケーションを起動するのにいちいちウィンドウを最小化する手間はいりません。
スマートにさっと非表示化して、作業を済ませたらまたさっと元に戻してください。
小技の積み重ねが、毎日繰り返す作業のムダを減らして仕事の効率アップにつながりますよ。