6月中に国交省への飛行申請は終了し、7月1日付けで独自マニュアルでの飛行が許可されました。
一般的な空撮だけでなく、報道、農林水産業、環境調査、インフラ保守・点検、事故・災害対策等なども含んだ申請になっています。
梅雨末期の大雨を睨んで万一災害が発生したとき、すぐに飛べるように7月頭には許可が下りるようにというプランを組んで、6月上旬から申請を開始しましたが、実際にはわりと簡単に進んで6月20日すぎには許可が出ました。
幸い、いまのところ地元には大きな被害は出ていないので、まだ出番はありません。
とはいえ、連日の雨でフライトにも行けないので、いまはもっぱらシミュレーターでの飛行トレーニング中です。
シミュレーターでの練習用にセッティングを紹介した動画を作成したので紹介します。
ひとつめは機体とエアポートの選択、風速・風向の設定、それらを保存するシナリオ機能の使い方です。
特に災害対応の場合、谷間など山間部ではGNSSの信号をキャッチできない可能性が高く、それを見越してセンサー類を搭載していないプリミティブな機種と、常に風が吹いている設定で練習しています。
もうひとつは、操縦練習のアシストとして、太陽の位置を操作しています。
エアポートには地上の目印が多いものを選んでいますが、それと併せて機体の影を見ながら位置の確認を行なっています。
簡単にいえば、地上に引かれたラインに沿って飛ばすわけですが、なかなか感じがつかめません。
そこで機体の影が真下に出るように、太陽の方位角と高度を変更しました。
現実にはありえない設定ですがシミュレーターならでは機能なので積極的に使っていきます。
ただし、飛行高度が3mを超えるくらいになると影が見えなくなってしまうので、あくまで低高度での基礎的な操縦練習用になります。